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気中雰囲気における微粉末の連続フラッシング現象の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13650185
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 流体工学
研究機関九州工業大学

研究代表者

富田 侑嗣  九州工業大学, 工学部, 教授 (60039104)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードフラッシング / 微粉末 / 付着性 / 粉体層 / 空気圧 / 流動化 / 空隙率 / ハンドリング / 液状化 / 付着力 / 衝撃力 / 粉体圧
研究概要

通常,微粉末はその付着性により微小な孔や隙間から流出することができない.しかし,空気を含むことにより突発的な流動化を生じ,あたかも液体のように振る舞い,微小な孔や隙間から噴出することがある.これがフラッシング現象であり,工業界では粉体のハンドリングにおいて様々なトラブルの原因となっている.フラッシング現象の原因として,粉体が含んでいる空気の圧力が何らかの原因により上昇することで容器内部と外部の間に圧力差が生じ,内部と外部をつなぐ狭い通路において気流が発生し,その流れに粉体が追従するためであるということがあげられる.
フラッシング現象を扱った既往の研究では,久池井らはシリンダ内の粉体層にピストンで荷重を加え,空気圧を上昇させた.また,岡村らはシリンダ内の粉体層に鉛直振動を加え,空気圧を周期的に変動させた.しかしながら,これらは実際の現場においてのフラッシング発生の状況とは多少異なるものである.そこで本研究では,空気によって流動化させたホッパー内の粉体を下部シリンダ容器内に自由落下させ,空隙率の大きな粉体層を形成させると共に,シリンダ容器内の粉体に衝撃を与えて空気圧の上昇をうながし,シリンダ容器底部のオリフィスよりフラッシングを生じさせた.また,粉体投入後の空隙率の高い粉体層では,流動化した粉体の自重により,空気圧が高い値のまま維持されフラッシングが引き続き発生することもわかった.そこで,フラッシング発生中の現象をさらに詳しく調べるために,上部開放のシリンダ容器内に粉体を充填し,底部より空気を混入させて任意の空隙率まで流動化させ,空気を止めると同時にオリフィスを開放してフラッシングを生じさせた.この実験により衝撃による空気圧の上昇を考慮せずにフラッシング現象を考えることができた.本研究では,これらの実験により得られた結果から空気圧,空隙率,粉体層高,オリフィス径がフラッシングの流動に及ぼす影響について明らかにした.

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 若水 洋, 藤川幸治, 船津勝也, 富田侑嗣: "気中雰囲気における微粉末の連続フラッシング現象の研究"第56期総会講演会日本機械学会九州支部講演論文集. No.038-1. 107-108 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 若水 洋: "気中雰囲気における微粉末の連続フラッシング現象の研究"第56期総会講演会日本機械学会九州支部講演論文集. No.038-1. 107-108 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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