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工学的ネットワークにおける対称性崩壊による複雑性の発生に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 13650251
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機械力学・制御
研究機関神戸大学

研究代表者

MUREITHI N.W (MUREITHI NJUKI)  神戸大学, 工学部, 助教授 (60294196)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードZ2-symmetry / Markov Decision Process MDP / Optimal Value Function / state symmetry / action symmetry / symmetrical MDP / Transition function / passive network / Oitimal Value Function / 学習ロボット / 対称性 / 励振系ネットワーク / ロボットのタスク / 対称的MDP
研究概要

D3対称性を有する受動的干渉型ネットワークについてこれまで研究を行ってきた.初期条件の変化によってZ2対称性やO(対称性なし)への対称性破れと同様に完全D3対称性のダイナミクスが観測された.
D3対称正解では,すべての振動子は同様な振る舞いを示す.Z2対称性では,二つの振動子が同様な振る舞いを示し,3番目の振動子は他の二つとは異なった振る舞いをとる.重要な知見は,複雑なダイナミクスが元システムの対称性によって決定されるという事である.近年,協調ロボットの動的ネットワークについて研究を行った.ロボットの振る舞いはマルコフ決定過程(MDP : Markov Decision Process)によって記述することができる.対称性が存在する場合,最適評価値関数も対称となる.対称性と関連するすべての状態は同一の状態へと射影される.同様に,対称な行動は同一の行動へと関連付けられる.よって,MDPの影響は著しく減少し,Z2対称な状態については.MDPは元のサイズの半分に減少する.対称性を活用することによって,学習速度を加速することができる.複数の同型(対称)ロボットは情報を交換することによって学習速度を増すことができる.2つのロボットシステムについて,研究を行った.このシステムはZ2対称性を有している.問題の対称性を同定することは,非常に複雑である.我々の解析では,ロボットは本質的に環境中の対称性を認識するように設計した.同一のロボットは,ロボット内部の対称性も示している.我々の研究結果では,対称な環境中の対称なロボットは,対称なMDPへと導かれることが確認された.より重要なことは.対称性を考慮することによって,対称な環境下で運用されるロボットの学習は非常に高速化されるということが示されたことである.

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Mureithi N: "Symmetry breaking and mode-interaction in vortex-structure interaction"Proc. ASME-IMECE 2002. 1-11 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Mureithi N: "Symmeliy breaking and mode-interaction in vortex-strcture interaction"Proc.ASME-IMECE. 1-11 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Mureithi N.: "Symmetry breaking and mode-interaction in vortex-structure interaction"Proc. ASME-IMECE 2002. (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Mureithi N.W.: "Multi-Agent Exploration via Reduced Symmetrical MDP"Autonomous Robots. (準備中). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Mureithi N.: "Multi-Agent Exploration and Cooperation Exploiting MDP Symmetry"Motion and Vibration Control, MOVIC 2002. (発表予定). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Mureithi N.: "Symmetry Breaking Bifurcations in 2 and 3-Oscillator Networks"Nonlinear Dynamics. (準備中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2021-04-07  

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