• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

厚板鋼構造物制振用無調整型吸振器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13650261
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機械力学・制御
研究機関静岡理工科大学

研究代表者

浦田 喜彦  静岡理工科大学, 理工学部, 教授 (60024329)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード厚板 / 鋼板 / 構造 / 振動 / 減衰 / ダンパー / 無調整 / 設計 / 厚板構造 / 騒音・振動 / 解析 / 実験 / 過渡応答 / 振動数応答 / 粘弾性 / C型パンチプレス / 無調整吸振器 / 解析解
研究概要

C型パンチプレスに代表される厚い鋼板を溶接で組み合わせた構造物は振動減衰能が小さく,振動・騒音の問題を惹起しやすい.そこで粘弾性体によって減衰を付与するために動吸振器のような意味での調整が不要のダンパーを考案した.これは重りと剛性による拘束の機能を兼用した板の寸法と同程度の長さを持つ金属棒と板とを多数の粘弾性ばねで連結して,板の振同時に金属棒と板の相対変位によって粘弾性ばねに変形を生じさせ,ひずみエネルギーを熱に転化することによって振動を減衰させるものである.研究ではまずこのアイディアが実際に機能することを確認するための実験を行った.1000×600×10のステンレス鋼板と2枚の20×8×1000の黄銅平板の間を天然ゴム,軟質ポリウレタン,シリコンゴムなど数種類の粘弾性体で連結して周波数応答と衝撃応答の測定を行った.基本的にどのような組み合わせでも減衰を高めることはできたが,中でもシリコンゴムを用いた場合がもっとも顕著な効果が得られた.これは物質によるのではなく,板,重り兼拘束用棒および粘弾性ばねの寸法と物性定数の組み合わせに最適なものがあることを意味している.この最適値な組み合わせを計算で予測する方法が必要となる.そこで板とダンパーの結合を表現するために集中荷重による板の強制振動とその関連問題について理論的に扱った.本来の目的である無調整ダンパーの設計の指針については指呼の距離まで迫っていると考えられるので,引き続いて検討を重ねていく予定である.

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2002 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] 解析解による板の曲げ振動解析(集中励振力とその関連問題)2002

    • 著者名/発表者名
      浦田喜彦
    • 雑誌名

      日本機械学会論文集C編 68

      ページ: 1036-1041

    • NAID

      110002378441

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Analysis of Bending Vibration of Plates Using Analytic Solutions (Concentrated Exciting Forces and Related Problems)2002

    • 著者名/発表者名
      Yoshihiko URATA
    • 雑誌名

      Transactions of the JSME.C Vo168, No.668

      ページ: 1036-1041

    • NAID

      110002378441

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 浦田喜彦: "解析解による板の曲げ振動解析(集中励振力とその関連問題)"日本機械学会論文集(C編). (掲載可、未定).

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi