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プロセス機器におけるIT化対応のための空気圧発電機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13650272
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関東京電機大学 (2002)
東京工業大学 (2001)

研究代表者

藤田 壽憲  東京電機大学, 工学部, 助教授 (70242279)

研究分担者 三井 和幸  東京電機大学, 工学部, 教授 (60209799)
川嶋 健嗣  東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (40300553)
香川 利春  東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (50108221)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード流体制御 / 空気圧 / プロセス機器 / 発電器 / バイブレータ / 静圧軸受 / 効率解析
研究概要

プロセス分野においてはIT化が他に先駆けて進められている.しかしながら,その使用環境は防爆領域であり,IT化に必要な電気的なインフラがないに等しい.そこで本研究では,プロセス機器の駆動源として用いられている空気圧を電気エネルギーに変換する機構について提案し,これを実現することを目的としている.提案する発電機構はピストンとシリンダのみで自励振動を発生する空気圧バイブレータの先に,磁石とコイルを取付け発電するシンプルな機構である。
以下、具体的な研究概要を示す。
1.発電効率の分析と高効率化
無論,発電機構には,高効率であることが望まれるが,シリンダ寸法,コイル素線径など,効率を支配するパラメータは数項目にも及ぶ.そこで,シミュレーションにより効率の解析を行った。パラメータと効率変化との関係を調べ,最高効率点があることがわかった.シミュレーションにより高効率化のおおよその方向性がえられているが,理論的な解明にはいたらなかった.
2.静圧軸受機構の検討
提案する発電機構は数十ヘルツで振動するため軸受部の非接触化が必凄である。そこで静圧軸受機構による非接触化について検討し,製作の非常に容易なステップ状の静圧軸受を提案した.解析の結果、高剛性が得られる最適な形状が存在することが明らかになり,これを実験により確認した.また、これを発電機構に組込んで軸受の性能評価を行ったところ、実用的にも問題ないことを確認した.
3.整流および昇圧回路の設計・製作
電源としては12V以上の直流電圧が要求され、発電機構から取り出せる電源を整流、昇圧することが必要である.そこで、そのための回路を設計製作して実際にプロセス機器に接続した.機器を安定に動作させることができたが、機器の出力が変動すると供給圧力を調整する必要あり、負荷変動時の対応策について検討する必要があることがわかった.

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 藤田壽憲, 香川利春, 他2名: "空気圧-電気エネルギー変換器の効率解析"SICE'01第40回学術講演会予稿集. (CD-ROM). (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 藤田壽憲, 香川利春, 他2名: "空気圧制御弁のための静圧軸受に関する研究"平成13年秋季フルードパワーシステム講演会講演論文集. 55-57 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 藤田 壽憲: "空気圧サーボ機構を用いた空気圧-電気変換システムに関する研究"平成15年度フルードパワーシステム講演会講演論文集. (発表予定).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toshinori FUJITA, Toshiharu KAGAWA etc.: "Analysis on Efficiency of Pneumatic-Electro Power Converter"Proceedings of 40th SICE Annual Conference 2001, CD-ROM. (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toshinori FUJITA, Toshiharu KAGAWA etc.: "Research on Pressurized Air Bearing for Pneumatic Control Valve"Proceedings of JFPS Spring Conference 2001. 55-57 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toshinori FUJITA: "Pneumatic-electric conversion system using the servomechanism"Proceedings of JFPS Aurum Conference 2001, Presentation scheduled. (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 藤田 壽憲: "空気圧サーボ機構を用いた空気圧-電気変換システムに関する研究"平成15年度フルードパワーシステム講演会講演論文集. (発表予定).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 藤田壽憲, 香川利春, 他2名: "空気圧,電気エネルギー変換器の効率解析"SICE'02 第41回学術講演会予稿集. (CDROM). (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 藤田壽憲, 香川利春, 他2名: "空気圧制御弁のための静圧軸受に関する研究"平成13年秋季フルードパワーシステム講演会講演論文集. 55-57 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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