研究課題/領域番号 |
13650379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・機器工学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
中川 清 香川大学, 工学部, 助教授 (50198032)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | フォトリフラクティブ効果 / 超短パルスレーザ光 / 分散補償 / 量子井戸構造 / 光ファイバー |
研究概要 |
広帯域な波長成分を持つ超短パルス光が伝播すると、超短パルス光に含まれる各波長成分間に位相の分散が生じ、パルス形状が乱れ、品質の悪い光パルスとなる。本研究では、光パルスに含まれる各波長間の位相分散をアクティブに補償することで、この位相の乱れで劣化した光パルス形状を、品質の良い光パルスとして出力できるシステムを構成することを最終目的として研究を行った。研究は、位相補償を行うために必要な光変調素子の設計・製作・特性の評価を中心に以下の2つのデバイスについて検討した。 1.二種類の量子井戸構造の複合したデバイス構造を提案した。利用できる波長を制限することで、デバイスの示す回折効率の向上を目指した。作成されたデバイスの吸収スペクトルを測定した結果、設計通りの良好なエキシトンピークが観測された。デバイスの準備は完了したが、超短パルスを入射しての実験を行うことはできなかったが、超短パルス対応の変調素子の目処は立ったと考える。 2.光ファイバー型分散補償デバイスの可能性について検討を行った。特に、ファイバーブラッググレーティング構造による分散補償システムの性能評価に注目して検討を行った。この周期構造を空間的に配置することで、超短パルスを構成する各波長の光波成分を空間的に別々の場所で反射させることで各波長間の位相分散を補償しようとするものである。一様ファイバーグレーティングを形成できるようになった。光ファイバーに行うべき前処理の条件を最適化することで、高効率なファイバーグレーティングが得られるようになった。超短パルスを入射してファイバーグレーティングとの相互作用を検討する実験の準備を進めたが、実行までには至らなかった。しかし、ファイバーグレーティングを用いた位相分散補償の目処が得られた。
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