研究課題/領域番号 |
13650396
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
安藤 真 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (90159533)
|
研究分担者 |
桜井 仁夫 (櫻井 仁夫) 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (30016620)
広川 二郎 (廣川 二郎) 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (00228826)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
|
キーワード | チョーク構造 / 非接触 / 一層構造導波管電力分配回路 / T分岐 / π分岐 / ビーム走査 / 可動誘電体 / 十字分岐 / 可動狭壁 |
研究概要 |
チョーク装荷逆相給電一層構造導波管スロットアレーを26GHz帯の固定無線IPアクセスシステム端末用の平面アンテナとして応用した。端末は180x180x98mm^3の大きさであり、アンテナだけでなくRF回路、IF回路、ベースバンド回路、イーサネットインタフェイス、レドームをすべて一体化されている。アンテナの大きさは160mm四方であり、31.5dBiの利得を70%の効率で実現している。また、リターンロスは20dB以上、交差偏波識別度は30dB以上、3dBビーム幅は約4度である。従来に比べ1/10の製造コストのレシーバが実現できた。 76GHz帯でのチョーク装荷型の試作も行った。アンテナの大きさは81mm×84mmの大きさで、利得は31.9dBiが得られ効率は30%である。それに対しスロット板と給電溝構造を接着したタイプでは34.3dBiの利得が効率50%で得られた。チョークを装荷したにもかかわらず約20%の効率低下が見られた。アンテナ周囲からの漏れや給電点での反射の増大がその原因と考えられる。 一層構造導波管スロットアレーにおいて給電導波管を放射導波管アレーに対して傾けて配置する構造を提案した。給電導波管の各給電窓で発生するわずかな反射波に位相差を与えることで給電点でそれらを相殺できる。25GHz帯でチョーク装荷型の試作を行ってその効果を実験により確認した。また、給電導波管を放射導波管アレーの中央に配置して長線路効果を半減して広帯域化する中央給電型も提案し、電力分配回路である十字分岐の単体設計とそのアレー設計を行った。
|