研究課題/領域番号 |
13650437
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
木下 宏揚 神奈川大学, 工学部, 教授 (70202041)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 情報セキュリティ / キャンパスネットワーク / 電子透かし / 著作権 / ファイアウォール / ファイアォール |
研究概要 |
1.キャンパスネットワーク上のコンテンツの著作権制御 グラフの同型判定の零知識相互証明を用いたオンライン検証型電子透かしシステムを提案した。電子透かしシステムを透かし情報の生成法と埋め込み法に分割して扱い、それぞれに必要な条件を考察する。そして、透かし情報の生成法としてグラフ同型問題の零知識相互証明を応用した電子透かし情報の生成法を提案した。その他、Peer to peerによるコンテンツ配布の著作権制御、誤り訂正符号を用いた電子透かし、画像インプランテーションの対策法、キャンパスネットワーク上のコンテンツのセキュリティ、埋め込みビット量と視覚的劣化を考慮した電子透かしについて提案を行った。 2.キャンパスネットワークのファイアウォール最適化 パケットフィルタリングの最適化手法の開発を行った。遺伝的アルゴリズムを用い、ルールの平均マッチング回数が最小になるような最適化とルールの冗長性を排除しルール数が最小になるような最適化を行った。さらに分散ファイアウォールの構築を提案し、複数のファイアウォール間でマッチング回数あるいはルール数が最小になるような最適化を行った。 3.キャンパスネットワークのプライバシー保護として、IPv6ベースの匿名通信を実現した。RFC3041のIPv6のネットワーク内の匿名性を拡張することによりルータを越えたエンドツーエンドの匿名性を確保する匿名通信方式を構築した。また、この匿名通信路を前提とした電子マネーシステムの提案を行った。 4.関係データモデルに基づくアクセス権の一貫性を提案した。リモートホスト上でのアクセス権の一貫性を検査するシステムの前段階として,UNIX File Systemにおけるファイルのアクセス権についての関係データベースを構築し,これに関係データ演算を適用してアクセス権設定の矛盾を検出する.その他、不正な情報フローを防ぐための強制アクセス制御の一方式について提案した。
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