研究課題/領域番号 |
13650499
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
制御工学
|
研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
新中 新二 神奈川大学, 工学部, 教授 (30301584)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | ACモータ / ベクトル制御 / センサレス / 磁束飽和 / 鏡相特性 / 磁気特性 / 高周波 / モデル / 高関波 |
研究概要 |
本研究では、当初より、磁気損失最小化駆動制御法、磁気飽和特性を考慮した駆動制御法に関する技術開発を目指した。結果的には、これら2技術に加えて、D因子システムに関しても以下のような成果を上げた。 1.磁気損失最小化駆動制御法 ACモータの等価鉄損抵抗同定法を完成させることができた。また、突極形永久磁石同期モータを対象に、鉄損抵抗を考慮にいれた、更には動作領域に応じた、最適な電流制御法(モータ駆動法)(1)〜(3)の構築を図ることができた。すなわち、 (1)実効的な電圧制限がない領域でのトルク指令に合致した効率的電流制御法 (2)実効的な電圧制限がある領域でのトルク指令に合致した効率的電流制御法 (3)強い電圧制限がある領域でのトルク指令に対する最良の電流制御法 2.磁気飽和特性を考慮した駆動制御法 円筒形同期モータに対して、磁気飽和を考慮した制御用数学モデルの構築、更にはこれに基づくシミュレータの開発に成功した。これらの成果を活用することにより、回転子の初期位置推定法の開発にも成功した。突極形同期モータに関しては、磁気飽和特性を考慮した数学モデルの構築に一応の目処をつける段階に止まった。 3.D因子システム 1,2項の技術に関係するD因子システムの重要性と有用性に気づき、この研究も併せ遂行した。D因子システムに関しては、総合的な研究を完遂することができ、多くの有益な成果を得た。更には、IEEEから本研究に関しTransactions論文賞を受賞した。
|