研究課題/領域番号 |
13650500
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
制御工学
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
小林 伸明 金沢工業大学, 工学部, 教授 (60186757)
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研究分担者 |
鈴木 亮一 金沢工業大学, 工学部, 講師 (50319042)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 車椅子 / 内部モデル制御 / 最適制御 / 走行補助装置 / 片手駆動式事椅子 / 標準型車椅子 / 走行補助ユニット / マイコン制御 / 片手駆動式車椅子 / 車いす / 片手駆動式車いす |
研究概要 |
補助装置のハード及び制御方式についての解析、設計法及び機構面での検討、予備実験を行い以下のような成果を得た。 片麻痺者用車椅子の補助装置について、車椅子の補助装置のハード面について以下の成果を得た。 (1)路面状況、特に床面の摩擦力の影響に性能が左右されるため、摩擦力が変化する場合の制御方式やゲイン設計のための簡易試験装置を開発した。これによって性能試験や評価、改良や安全の為の方策選定が容易に行えることを可能にし、国際会議(ADCONIP2002)報告にまとめた。 (2)基本設計を完了し、H8マイコンによる制御系のプログラムを搭載しプロトタイプを完成させた。これの試験、評価を行い、成果を計測自動制御学会論文集(計測制御とユニバーサルデザイン特集号)にまとめた。 制御方式の検討について得られた成果はつぎの3とおりである。 (1)IMCとLQ制御の併用系が入力端に加わる外乱を除去するのに有効であることを2リンク機構の軌道制御に応用し、極めて良好な性能を発揮することを理論的、実験的に検討し日本機械学会の論文としてまとめた。 (2)IMCと状態フィードバックによるH∞制御の組み合わせも軌道追従に応用でき、この方式の特徴を明らかにした。また一般化安定化補償器とIMCの構成も可能であり、全状態を利用できない場合に良い制御性能を得ることを明らかにし、国際会議(IEEE CCA)に2編の報告及び機械学会の論文1編としてまとめた。 (3)IMC-LQ制御の併用系が特定のパラメータ変動に対して、安定性や追従性能についてロバストであることを明らかにし、国内の会議報告としてまとめた。
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