研究課題/領域番号 |
13650634
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
内田 保博 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (80168707)
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研究分担者 |
中原 浩之 鹿児島大学, 工学部, 助手 (60315398)
松村 和雄 鹿児島大学, 工学部, 教授 (50038014)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 筋違付鋼骨組 / ピン接合柱 / 耐力低下 / 損傷の累積 / リダンダンシー / アンボンドブレース / 粘性体ダンパー / 設計法 / 立体 / ピン柱 / 偏心 / 安定性 / 静的解析 / 動的解析 |
研究概要 |
両端ピン接合の柱を有する筋違い付き鋼骨組の静的解析を行い、ピン接合を有する鋼骨組の設計法の提案およびその検証を行った。またピン柱を有するアンボンドブレース及び粘性体ダンパー付鋼骨組の静的・動的解析も行い、弾塑性性状について調べた。得られた成果は以下の通りである。 1.(1)ピン柱を有する鋼骨組の不静定次数、リダンダンシー、(2)梁の強度・剛性、(3)筋違の強度・剛性、(4)層崩壊を防ぐ設計、(5)軸力比制限、(6)柱・梁・筋違の劣化特性、(7)床スラブの設計条件に関する設計条件の提案を行い、その妥当性を確認した。 2.隅柱を剛接柱にすると挙動は安定する。 3.梁の両端がピン接合のときは柱が長い片持ち柱となるので、軸力・変位振幅が大きいとき、耐力低下が生じやすい。 4.耐力低下が大きい通常の筋違を有する場合でも、1.の設計条件を満足していれば、ピン接合の柱を有する鋼骨組の挙動は安定している。 5.粘性体ダンパー付鋼骨組の応答は、通常の筋違付鋼骨組の応答に比べて小さく、各層の応答は均一化する傾向が見られた。
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