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住宅地域における防犯性能を考慮した夜間の低照度化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13650659
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 建築環境・設備
研究機関武蔵工業大学

研究代表者

乾 正雄  武蔵工業大学, 工学部, 教授 (50016648)

研究分担者 小林 茂雄  武蔵工業大学, 工学部, 助教授 (20262313)
研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード街路照明 / 自然監視 / 住宅街 / 低照度 / 省エネルギー / 不安感 / 窓明かり / 防犯 / 照明方式 / 照度
研究概要

街路照明の推奨照度値は、現状では交通量と住宅地域・商業地域の区分で定められており、街路の周辺環境によって定められていない。また、基本的に高い照度を確保することが安全性の高い街路照明であるとする傾向にある。しかし、街路を必要以上に高照度で照明することは、エネルギーの浪費になるばかりでなく、周辺環境への光害にもつながりやすい。本研究では、より低照度になる街路の光環境の条件として、街路と周辺建物の関係ごとと、照明の種別ごとに調査したものである。街路に対する自然監視性の有無を条件として、隣接する塀の高さや建物と街路との距離、建物内部の窓明かりに着目して取り上げ、また照明の種別として、街路灯の高さと間隔を取り上げた。これらの変数を1/50の縮尺模型で統制することによって、不安を感じない街路照明の明るさを実験的に検討した。
実験の結果、得られた主な内容は下記の2点である。
・不安を感じないために必要とされる街路水平面照度は、低い塀の街路や窓明かりがあるなどの自然監視性の高い街路で低くなる。窓明かりによる低照度の効果は、高い塀よりも低い塀の場合に強くなる。
・足元灯は、全体的にポール灯に比べ街路水平面照度や路面輝度を低く抑えることができる。自然監視性の高い街路では足元灯の方が光束量は抑えられ、自然監視性の低い街路はポール灯の方が光束量を抑えられる。
以上のことより、夜間街路の光環境は、街路と住宅との関係性を考慮して計画することが重要であることが分かった。街路の条件によっては、各住戸内部の点灯などによって過剰な街路照明を取り払うことが可能であることが示された。

報告書

(4件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 小林茂雄: "住宅と街路の関係性を考慮した夜間街路照明の適性 自然監視性を取り入れた街路照明の低照度化に関する研究(1)"日本建築学会環境系論文集. No.568. 25-31 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shigeo Kobayashi: "Aptitudes of Night-Time Street Lighting that Considers House-Street Relevance"Journal of Environmental Engineering (Transactions of AIJ). No.568. 25-31 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小林茂雄, 槙究, 乾正雄: "住宅と街路の関係性を考慮した夜間街路照明の適性 自然監視性を取り入れた街路照明の低照度化に関する研究(1)"日本建築学会環境系論文集. No.568. 25-31 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 小林茂雄, 槙究, 乾正雄: "住宅と街路の関係性を考慮した夜間街路照明の適性 自然監視性を取り入れた街路照明の低照度化に関する研究(1)"日本建築学会環境系論文集. No.568(未定). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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