研究課題/領域番号 |
13650673
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 鳥取環境大学 |
研究代表者 |
東樋口 護 鳥取環境大学, 環境情報学部・環境デザイン学科, 教授 (50026366)
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研究分担者 |
橋本 清勇 広島国際大学, 社会環境科学部, 助教授 (50273470)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 解体性 / リユース・リサイクル / 木造伝統構法 / 構法システム / 解体システム |
研究概要 |
木造住宅の資源リユースリサイクルを向上させるための基礎研究として、伝統構法の手壊し解体と現代構法の機械分別解体の解体プロセスの実態調査と両者の比較検討から、解体性について評価検討を行った。主な成果は次の通りである。 第一に、資源リユースリサイクルの可能性と容易性の観点から、現代的な木造住宅(小径材フレーム・新建材乾式工法・金物ジョイント・ボード接着)モデルと伝統木造住宅(太径材フレーム・湿式工法・伝統的継ぎ手仕口)モデルについての解体性評価を行い、同時に、手間がかかるがリユースリサイクル率の高い「手壊し解体」と手間は少ないがリユースリサイクルしにくい「機械解体」についての整理を行った。 第二に、伝統構法の手壊し解体のプロセス調査を整理し、伝統的な解体技術、リユースリサイクル技術並びに工程の整理を行った。 第三に、伝統的民家の移築再生プロジェクトの「手壊し解体」プロセスの実態調査を行った。 第四に、現代住宅において再資源化を図るための分別解体の可能性実験を行い、その解体工程および再資源化可能性調査を実施し、ガラス・サッシ・クロス・巾木・プラスチック建材・スレート・金属類の分別作業に多くの手間が必要なこと、設計・組み立て段階における解体性の計画が必要であることを明らかにした。 第五に、解体性向上のためには、高耐久太径材フレーム・壁パネル・開口部パネルの使用、設備等住宅部品のジョイントの改良など、伝統構法の解体性と現代部品化技術の総合的検討が重要であることを明らかにした。
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