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ニューヨークにおけるサポーティブ住宅の実態と政策支援

研究課題

研究課題/領域番号 13650674
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関神戸大学

研究代表者

平山 洋介  神戸大学, 発達科学部, 教授 (70212173)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードニューヨーク / サポーティブ住宅 / SRO / アフォーダブル住宅 / 低家賃住宅 / 住宅政策 / 非営利組織 / ジェントリフィケーション / ホームレス / SRO住宅 / アフォータブル住宅
研究概要

本研究はニューヨークにおけるサポーティブ住宅の実態とそれへの政策支援に関して分析したものである。サポーティブ住宅とは、精神障害などの特別のニーズをもつホームレスを対象として、SRO (Single Room Occupancy)と呼ばれる「一室占有」建築の改造によって供給され、そこに社会サービスを組み合わせたものを指す。サポーティブ住宅は非営利組織によって所有・運営され、公共セクターからの補助を受けている。全米のなかでニューヨークはサポーティブ住宅の供給量が最も多く、それへの公的支援が先駆的に実施されている都市である。
日本の大都市では、ホームレスの増加、非営利活動法人の活性化、それへの公的支援の開始、などの状況が生まれている。これに対してニューヨークにおけるサポーティブ住宅の経験は貴重な示唆を提供するものとみられる。
具体的には、第1に、ニューヨークの住宅危機について分析した。「世界都市」として成長し続けたニューヨークでは、アフォーダブル住宅の欠乏、それにともなうホームレスの増加という深刻な住宅危機が発生し、サポーティブ住宅供給の必要性が増した。
第2に、サポーティブ住宅の主要な供給主体である非営利組織の活動実態を明らかにした。CDC (Community Development Corporation)を中心とする非営利セクターはアフォーダブル住宅の供給主体として目覚ましい発展を遂げてきた。しかし、住宅事業を取り巻く環境は新自由主義・新保守主義の台頭のもとで非営利組織に多面的なストレスを与えている。
第3に、SRO住宅の歴史的な変遷、そこからサポーティブ住宅が生まれる過程について考察した。ホームレスが増加するなかで、SRO住宅をホームレスのための住宅資源として位置づける見方が生じ、そこから非営利組織と政府セクターの連携によってサポーティブ住宅の供給が始動したことを明らかにした。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (18件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (18件)

  • [文献書誌] 平山 洋介: "アフォーダブル・ニューヨークヘの挑戦 (3)"地域開発. 439号. 59-62 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 平山 洋介: "アフォーダブル・ニューヨークヘの挑戦 (4)"地域開発. 440号. 44-48 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 平山 洋介: "アフォーダブル・ニューヨークヘの挑戦 (5)"地域開発. 441号. 49-52 (2001)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 平山 洋介: "ホームレスはどのように構築されるのか?"都市住宅学. 34号. 55-58 (2001)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
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      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 平山 洋介: "ニューヨークの集合住宅再生"ランドスケープデザイン. 26号. 122-125 (2001)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 団地再生研究会: "団地再生のすすめ"マルモ出版. 215 (2002)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hirayama,Yosuke: "Challenge for Affordable New York (part 3)"Chiiki Kaihatsu [Regional Development]. no.439. 59-62 (2001)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hirayama,Yosuke: "Challenge for Affordable New York (part 4)"Chiiki Kaihatsu [Regional Development]. no.440. 44-48 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hirayama,Yosuke: "Challenge for Affordable New York (part 5)"Chiiki Kaihatsu [Regional Development]. no.440. 49-52 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hirayama,Yosuke: "How were the Homeless Constructed?"Tbshi Jutaku Gaku [Urban Housing Science]. no.34. 55-58 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hirayama,Yosuke: "Renovation of Multi-Family Housing in New York City"Landscape Design. no.26. 122-125 (2001)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 平山洋介: "ホームレスはどのように構築されるのか?世界都市ニューヨークの経験から"都市住宅学. 第34号. 55-58 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 平山洋介: "ニューヨークの集合住宅再生"ランドスケープデザイン. No.26. 122-125 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 平山洋介: "ニューヨークの集合住宅再生"団地再生研究会編『団地再生のすすめ エコ団地をつくるオープンビルディング』マルモ出版. 82-87 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 平山洋介: "大都市の住宅政策"西村幸夫編『ヴィジュアル版建築入門10 建築と都市』彰国社. (近刊予定). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 平山洋介: "アフォーダプル・ニューヨークヘの挑戦(3) SROホテルからサポーテイブ住宅へ"地域開発. 439号. 59-62 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 平山洋介: "アフォーダブル・ニューヨークへの挑戦(4) コミュニティ運動のストレス"地域開発. 440号. 44-48 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 平山洋介: "アフォーダブル・ニューヨークヘの挑戦(5) 分裂都市を超えて"地域開発. 441号. 49-52 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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