研究課題/領域番号 |
13650717
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金属物性
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松尾 進 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (10023293)
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研究分担者 |
中野 裕司 熊本大学, 総合情報基盤センター, 教授 (40198164)
石政 勉 北海道大学, 工学研究科, 教授 (10135270)
森 昌弘 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (10029738)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 準結晶 / 反強磁性 / 磁気秩序 / シミュレーション / フェイゾン空間 / フェリ磁性 |
研究概要 |
正20面体相準結晶Zn-Mg-Ho準結晶の構造モデルのHo原子位置にIsing,スピンをおいた系で、Ruderman-Kittel-Kasuya-Yosida型のスピン間距離に対して振動的な相互作用を仮定して低温における磁気秩序状態に関するsimulated anneoling法によるシミュレーション計算を行った。Ho原子間の最短の距離と第3近接の距離が反強磁性的相互作用、第2近接と第4近接の距離が強磁性的相互作用の場合、系全体にわたる重磁性的な長距離磁気秩序が実現することが磁気回折図のシミュレーション結果から分かった。系体にわたる反強磁性的長距離磁気秩序が実現するためには、第2近接距離を越えた相互作用を取り入れることが必要であるとがこの研究で分かった。長距離磁気秩序を、準結晶の特徴であるフェイゾン空間で解析した結果、この磁気秩序はフェイゾン空間におけるスピン領域の分割という従来の周期結晶には存在しない全く新しい型の磁気秩序であることが分かった。2次元ペンローズ子においては、ペンローズの菱形の辺の上の矢印のマッチング規則に適合する反強磁性的な長磁気秩序が存在し、その秩序がフェイゾン空間におけるスピン領域の分割となっていることをした。長距離秩序が実現する場合の相互作用の特徴を実空間で解析し、実現している反強磁性序と長距離にわたって矛盾のない相互作用のつながり方をしていることを見いだした。シミュレーションによる磁気構造の研究に関連して、準結晶の構造と磁性に関する実験的な研究も行った。
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