研究課題/領域番号 |
13650793
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金属生産工学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
柏谷 悦章 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10169435)
|
研究分担者 |
佐々木 康 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90281782)
石井 邦宜 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00001214)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
|
キーワード | フッ化物の蒸発 / 拡散係数 / Chapman-Enskogの式 / SiF_4 / NaF / Na_2SiF_6 |
研究概要 |
本研究では13年度において、Ar, N_2,He中における、NaFの相互拡散係数の測定は終わり、Chapman-Enskogの式におけるパラメータを求めた。これを用いて、計算で得られるAr-NaFおよびN_2-NaF系の相互拡散係数は、実験値と非常によい一致を示すことがわかった。しかしながら、He-NaF系の相互拡散係数の計算値は、実験値と大きく異なっていた。この原因として、He-NaF系の場合は、NaFのダイマーとして気相中に存在する可能性あと考えられたため、Chapman-Enskogの式における原子間相互作用パラメータを、ダイマーにおける双極子モーメントによって補正し、新しいパラメータを求めた。これを用いた計算結果は、実験値と非常に良く一致することがわかった。14年度において、SiF_4中におけるNaFの拡散現象を明らかにした。上述したように、SiF_4-NaF系においては、Na_2SiF_6が生成することがわかっているので、Na2SiF6の存在が、NaFの拡散現象にどのように影響するのを調査した。結果として、蒸発するときは、SiF_4、NaFがそれぞれ独立に蒸発することがわかった。また、Na_2SiF_6が生成する条件は、SiF_4中でNaFが析出する場合に生起するものと思われる。
|