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運転履歴情報からの運転ノウハウ自動抽出法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13650815
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 化学工学一般
研究機関九州大学

研究代表者

柘植 義文  九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (00179988)

研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード運転管理 / 運転ノウハウ / データマイニング / 時系列データ / プロセストレンド
研究概要

本研究では,運転データという時系列データを定性的に表現して,データマイニングツールの一つであるC4.5を利用することにより,オペレータの運転ノウハウを自動的に抽出する方法を検討した.C4.5は大量の蓄積データを処理することは問題ないが,時系列データのようにレコード並びに時間の概念は全くなく,各レコードは互いに独立であることを前提にしている.そのため,C4.5で時系列データを取り扱うためには特殊な前処理が必要であった.今回は時系列データをオペレータが監視する際に,瞬間の測定値だけでなく,一定時間内のトレンドとしてとらえ,しかも定性的に上昇あるいは下降傾向にあることを判断のひとつに使っていることに着目して,一次差分や二次差分の定性値を利用することを提案した.その結果,適切な前処理や説明変数の選択を行えば,運転ノウハウを抽出できる可能性があきらかになった.
一方,新たな問題として,C4.5では説明変数間も独立な関係であることが前提になっているのに対し,化学プラントでは,変数間の因果関係によって時間と共に影響が伝播するために,因果関係が逆転するようなルールが抽出されてしまう可能性が明らかになった.
今後は,相関係数など因果関係を説明できる手法と組合せることで、より系統的にルールを抽出できないかを検討することが課題である。

報告書

(4件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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