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溶媒抽出法や液膜法を用いた石炭由来のキノリン,インドール等有用成分の分離プロセス

研究課題

研究課題/領域番号 13650826
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 反応・分離工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

江頭 竜一  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (90213529)

研究期間 (年度) 2001 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード溶媒抽出 / 液膜分離 / 石炭 / コールタール蒸留留分 / 含窒素複素環式成分 / 芳香族成分 / メタノール水溶液 / サポニン水溶液 / コールタール / タール軽油 / 吸収油 / 含窒素複合環式成分 / 含窒素複素環式化合物 / 液液抽出 / 乳化液膜 / 液液平衡 / 逆抽出溶媒 / 分離性能向上 / コールタール吸収油 / 溶媒抽出法 / 単蒸留 / 逆抽出
研究概要

コールタール蒸留留分である吸収油ならびタール軽油の粗分離に対して,溶媒抽出法および液膜分離法を適用した。溶媒抽出法においては,原料(吸収油あるいはタール軽抽)-溶媒(メタノール水溶腋)間の液液平衡閣係の実測,抽出後の抽出相中の抽出成分と溶媒成分との分離,これらの実験結果に基いた向流多段接触による抽出分離計算,などを行った。液液平衡関係の実測においては,メタノール水溶液により原料中の含窒素複素環式成分が他の成分に比較して選択的に抽出され分離できること,抽出後の抽出相から第2の油相により抽出成分を分離できること(逆抽出),などを明らかにした。抽出相中の抽出成分と溶媒成分との分離においては,前述の逆抽出に加え,蒸留法によりこの分離が可能であり,このときにも含窒素成分と他の成分がさらに分離されることを明らかにした。抽出分離計算においては,現実的な条件において原料の分離が可能であること,組成の異なる溶媒を抽出装置の異なる二箇所から供給することにより分離が向上すること,このとき蒸留法により抽出相の分離を行うことにより,操作性,分離性ともさらに向上すること,二種類の異なる原料(例えば吸収抽とタール軽油の組み合せ)を互いの逆抽出の溶媒としても用いることにより,2つの分離を統合した1つのプロセスのより2つの分離を行えること,などを示した。液膜分離法においては,原料-膜液(水)間および溶媒(炭化水素)-膜液間の液液平衡関係の実測,支持液膜透過,乳化液膜透過,などを検討した。平衡関係の実測においては,原料中の含窒素成分の分配係数は炭化水素の種類により大きく異なり,含窒素成分の分配係数が小さい炭化水素を用いることにより分離性能を向上させることが示唆された。支持液膜透過においては,種々の透過の特性を明らかにし,前述の分離性能向上の予測を実験的に確認し,物質移動係数を代表的な因子で相関した。乳化液膜透過においては,本操作が可能であること,実用的な透過速度が得られること,適切な溶媒の選定により分離性能が向上することの再確認,などを行った。

報告書

(5件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2001

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Separation of Coal Tar Fractions by Solvent Extraction -Extractants/Solvent Separation by Secondary Extraction-2005

    • 著者名/発表者名
      Salim, C., J.Saito, R.Egashira
    • 雑誌名

      Journal of The Japan Petroleum Institute 48

      ページ: 60-66

    • NAID

      130000065996

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書 2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Separation of Coal Tar Fractions by Solvent Extraction-Extractants/Solvent Separation by Secondary Extraction-2005

    • 著者名/発表者名
      Salim, C., J.Saito, R.Egashira
    • 雑誌名

      Journal of The Japan Petroleum Institute 48-1

      ページ: 60-66

    • NAID

      130000065996

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [図書] 化学工学シンポジウムシリーズ76高機能界面・分子集合体の基礎構築と応用分野の新展開2001

    • 著者名/発表者名
      機能性界面・分子集合体(特別研究会編)(化学工学会)
    • 総ページ数
      244
    • 出版者
      社団法人化学工学会
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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