研究課題/領域番号 |
13650889
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機工業化学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
鵜沼 英郎 山形大学, 工学部, 助教授 (30273303)
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研究分担者 |
菅原 陸郎 山形大学, 工学部, 教授 (10007023)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | Co_3O_4 / Fe_3O_4 / SnO_2 / CeO_2 / MnO_2 / 酸化スズ / 導電性薄膜 / 酸化マンガン / 酸化セリウム / 紫外線遮断薄膜 / 透明導電膜 / 液相反応 / 低温合成 / 導電性フィラー |
研究概要 |
1.酸化スズ薄膜の作製と評価:水溶液中のスズ(II)イオンの酸化により、ガラス基板上に透明な酸化スズ薄膜の析出に成功した。この基本的性質の評価を行うとともに、アンチモンをドープすることにより導電性の付与に成功した。さらに、市販酸化チタン粉末上にも導電性酸化スズの被覆を行い、ポリマー用導電性フィラーを開発した。 2.二酸化マンガン薄膜:水溶液中のマンガン(II)イオンの酸化により、二酸化マンガン薄膜を析出させ、基本的性質の評価を行った。析出時の条件を変えることにより、マンガンスピネル、MnOOH等の薄膜の析出も可能になることを明らかにした。 3.酸化セリウム薄膜:水溶液中のセリウム(III)イオンの酸化により、ガラス基板上にCeO_2薄膜を析出させるための基本条件を確立し、薄膜の基本的性質を調べた。この薄膜は、紫外線遮蔽機能を有することを確認した・ 4.コバルトスピネル薄膜:水溶液中のコバルト(II)イオンの酸化により、ガラス基板上にコバルトスピネル薄膜を析出させる基本条件を確立した。この薄膜は、エレクトロクロミズムおよび水の酸化に対する電極触媒特性を有していた。これらの性質に対する薄膜析出条件の影響を明らかにした。 5.マグネタイト薄膜:水溶液中の鉄(II)イオンの酸化により、ガラス基板上にマグネタイト薄膜を析出させるための基本条件を明らかにした。この手法により、化学量論的な多成分フェライト薄膜の作製も可能になるとの見通しを得た。
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