研究課題/領域番号 |
13650898
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機工業化学
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
星 雅之 北見工業大学, 工学部, 助教授 (00113712)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | アルケニルジアルキルボラン / 2-ブロモ-1-(トリメチルシリル)アセチレン / クロスカップリング / 銅(II)アセチルアセトナート / 3-アルケン-1-イン / 1-トリメチルシリル-3-アルケン-1-イン / 薗頭反応 / 1-アリール-3-アルケン-1-イン / アルケニルボラン / 2-ブロモート(トリメチルシリル)アセチレン |
研究概要 |
銅(II)アセチルアセトナートを触媒とする(E)-及び(Z)-1-アルケニルジアルキルボランと2-ブロモ-1-(トリメチルシリル)アセチレンとのクロスカップリング反応及びその反応によって得られる(E)-及び(Z)-3-アルケン-1-インの薗頭反応への適用について検討を行い、以下の結果を得ることができた。 1.塩基として1M-NaOMeのメタノール溶液を使用することによりクロスカップリング反応とトリメチルシリル基の脱保護が温和な条件下(-15℃から室温)で同時に進行し、(E)-あるいは(Z)-3-アルケン-1-インのみが高い位置及び立体選択性をもって良好な収率で得られた。 2.塩基として水酸化リチウム・一水和物を使用することによりトリメチルシリル基を保持したままクロスカップリング反応が上記と同じ条件下で進行し、(E)-あるいは(Z)-1-トリメチルシリル-3-アルケンー1-インが優先的に高い位置及び立体選択性をもって良好な収率で得られた。 3.触媒としてPdCl_2(PPh_3)_2-CuI、塩基として水酸化テトラブチルアンモニウムの存在下、1の条件で生成した(E)-及び(Z)-3-アルケン-1-インを単離精製せずにワンポットでヨウ化アリールとのクロスカップリング(薗頭反応)が室温で進行し、それぞれ対応する1-アリール-3-アルケン-1-インが高い位置及び立体選択性をもって良好な収率で得られた。
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