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食用野草の成長・増殖能力の促進による新増殖・生産システム開発

研究課題

研究課題/領域番号 13660019
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 園芸・造園学
研究機関山形大学

研究代表者

高樹 英明  山形大学, 農学部, 教授 (30007223)

研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードウルイ / ギボウシ / オオナルコユリ / アマドコロ / ユキザサ / 休眠打破 / 周年栽培 / マイクロプロパゲーション / 休眠 / in vitro増殖 / 順化 / 短日 / 成長力の季節的変動 / ギョウジャニンニク / チャイブ / オオバギボウシ / コバギボウシ / 休眠誘導
研究概要

1.ギボウシの休眠生態と休眠打破
(1)どの生育段階にあるギボウシ(ウルイ)でも27℃,16時間日長条件下に置かれると休眠導入が抑制され,成長を続けた.主軸が抽苔等で成長が衰えあるいは終了した場合は,側芽がほう芽し,側シュートが替わりに成長した.その場合,コバギボウシでは比較的多くの側シュートが旺盛に発達したが,オオバギボウシでは側シュートの発生が少なく,その成長も弱かった.オオバギボウシ側シュートのほう芽・成長は低温遭遇後に旺盛になった.
(2)8時間日長条件はギボウシがどの生育段階にあっても速やかに休眠を誘導した.
(3)主軸が成長している間,側芽は(相関的)休眠状態にあったが,オオバギボウシではこの休眠が深く,コバギボウシでは浅いかほとんどなかった.
2.アマドコロ属植物とユキザサ根茎の休眠打破
(1)オオナルコユリ根茎の休眠は11月以前には極めて深く,またアマドコロのそれは10月以前に深かったが,こられの休眠は90日間程度の5℃処理によって打破された.しかし,7月以前には低温処理の休眠打破効果はほとんど見られなかった.
(2)ユキザサ根茎の休眠も5℃処理で打破されたが,5℃処理時期を10月以前に行うと、芽はある程度伸長しても展葉には至らない,不完全なほう芽に止まった。
3.ギボウシのin vitro増殖
発芽後まもない幼植物を培養することで多数の不定シュートが得られた.そのシュートはin vitroで長期間維持,増殖を続けることができたが,成長培地に移してある程度大きくしてから順化に移すと,2週間で順化苗が得られた.
4.研究成果の応用
(1)ギボウシの周年栽培技術の確立.
(2)アマドコロ属植物とユキザサの促成栽培の前進化.
(3)ギボウシのマイクロプロパゲーションによる効率的増殖法の確立.

報告書

(4件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 高樹英明, 星野麻美: "オオバギボウシとコバギボウシの休眠生態の比較"園芸学会雑誌. 71(別1). 271-271 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 高樹英明, 伊藤大介: "ギボウシの休眠に及ぼす日長と種間差異の影響"園芸学会雑誌. 72(別1). 112-112 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 高樹英明, 斎藤康子: "ウルイ(ギボウシ)の成長継続の条件と芽休眠の種類間差異"園芸学会雑誌. 73(別1). 129-129 (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takagi, H., M.Hoshino: "Types of dormancy in Hosta sieboldiana and H.sieboldii"J.Japan.Soc.Hort.Sci.. 71(Suppl.1). 271 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takagi, H., D.Ito: "Effects of daylength and genotypic differences on dormancy in Hosta"J.Japan.Soc.Hort.Sci.. 72(Suppl.1). 112 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takagi, H., Y.Saito: "Conditions of growth maintenance and genotypic differences on bud dormancy in Hosta"J.Japan.Soc.Hort.Sci.. 73(Suppl.1). 129 (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 高樹英明, 斎藤康子: "ウルイ(ギボウシ)の成長継続の条件と芽休眠の種類間差異"園芸学会雑誌. 73・別1(印刷中). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 高樹英明: "オオバギボウシとコバギボウシの休眠生態の比較"園芸学会雑誌. 71・別1. 271-271 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 高樹英明: "ギボウシの休眠に及ぼすと日長と種間差異の影響"園芸学会雑誌. 72・別1. 112-112 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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