研究課題/領域番号 |
13660091
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学・応用生物化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
玉置 尚徳 京都大学, 生命科学研究科, 助手 (20212045)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | Aキナーゼ / リン酸化 / 細胞増殖 / シグナル伝達 / 酵母 / 増殖 / 出芽酵母 |
研究概要 |
タンパク質リン酸化反応は、細胞内シグナル伝達の中核を担う酵素反応である。Aキナーゼ(cAMP依存性プロテインキナーゼ)は、酵母からヒトに至るまで高度に保存されたリン酸化酵素であり、細胞内生理機能に重要な役割を果たしている。酵母においてAキナーゼは、グルコースなどの栄養源シグナルに応答して細胞内cAMPレベルが上昇することで活性化し、細胞の増殖・分化のスイッチングを行っている。しかしながらこのような周知のメカニズムにおいて、Aキナーゼによってリン酸化され細胞増殖のスイッチをONにする因子というものはほとんど明らかにされておらず、Aキナーゼの活性化から細胞増殖に至る過程は依然Black Boxのままである。 本研究においては、出芽酵母を対象としてAキナーゼによってリン酸化されるタンパク質の解析を行うとともに、これらリン酸化タンパク質の機能を解析することでAキナーゼから最終的な細胞応答である増殖のスイッチングまでの道筋を明らかにすることを目的とした。 平成13-14年度において下記の結果が得られた マイクロアレイを用いた遺伝子発現のプロファイルを比較し、Aキナーゼ触媒サブユニットの活性化によりリン酸取り込み経路であるPHO遺伝子群の転写活性化が起こることを見いだした。さらに詳細な研究を行い、Aキナーゼによってリン酸化されるターゲット分子を同定した。
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