研究課題/領域番号 |
13660122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学・製品科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
内田 浩二 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (40203533)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 脂質過酸化反応 / 酸化ストレス / タンパク質修飾 / 反応性アルデヒド / モノクローナル抗体 / リジン付加体 / 酸化コレステロール / 低密度リポタンパク質 / 免疫化学 / NMR解析 |
研究概要 |
2-アルケナール類について、タンパク質の化学修飾機構を詳細に解析するとともに、低分子アミノ酸誘導体を用いたモデル実験を構築し、2-アルケナール修飾アミノ酸の詳細な化学構造解析を行った。その結果、アクロレインおよびクロトンアルデヒドとタンパク質(血清アルブミン)との反応についてピリジニウム環をもつ新規リジン修飾体を同定した。さらに、ピリジニウム環型リジン付加体を認識する特異的モノクローナル抗体の作製に成功した。一方、リノール酸コレステロール酸化物として知られる9-オキソノナノイルコレステロール(9-ONC)について、タンパク質(血清アルブミン)との反応により、9-ONCはリジンを主な標的分子として付加体を生成することを明らかにした。また、9-ONCとリジン誘導体(N-アセチルリジン)との反応を行い、フォトダイオードアレイUV-VIS検出器を備えた高速液体クロマトグラフィなどを用い、生成部(9-ONC修飾アミノ酸)を単離した。9-ONC-アミノ酸付加体について、600MHz核磁気共鳴装置(NMR)(現有設備)および高速液体クロマトグラフィー-質量分析装置(LC-MS)などを用いた化学構造解析を行い、主生成物はリジンのアミノ基に対し、9-ONCがシッフ塩基により結合したものであることを明らかにした。さらに、キャリアタンパク質として9-ONC処理したkeyhole limpet hemocyaninを用い、9-ONC-リジン付加体を認識する特異的モノクローナル抗体の作製を行った。さらに、この抗体の詳細な特異性解析を行うと同時に、酸化低密度リポタンパク質やヒト動脈硬化巣における検出などに成功した。
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