研究課題/領域番号 |
13660237
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業土木学・農村計画学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
水谷 正一 宇都宮大学, 農学部, 教授 (70093143)
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研究分担者 |
松井 宏之 宇都宮大学, 農学部, 助手 (30292577)
後藤 章 宇都宮大学, 農学部, 教授 (80162139)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 淡水魚 / ミティゲーション / 水田水域 / 小規模魚道 / 人工池 |
研究概要 |
平成14年度の研究実績は、次の通りである。 1.室内実験から魚類の遊泳力、カスケードM型魚道の遡上条件について次の点を明らかにした。 ・体長5cmサイズのドジョウは体長の16倍程度の流速を、また、体長7cm台のドジョウは体長の12倍程度の流速を遡上可能である。 ・体長7cm台のフナ類は体長の13倍程度の流速を遡上可能である。 ・これらの結果は、体長の10倍程度と考えられていた魚類の遡上速度に見直しが必要であることを示唆している。 2.栃木県河内町西鬼怒川地区において、河川と水田を連結する対策、すなわち小河川-幹線排水路-(小規模魚道)-土水路-(小規模魚道)-水田のネットワーク化を行い、このネットワークを魚類が遡上・降下する現場実証試験を実施した結果、次の点を明らかにした。 ・水田は魚類(ドジョウ、フナ類)の産卵・繁殖場、洪水時の退避場、稚幼魚の摂餌場として機能している。 ・土水路は魚類(ドジョウ、ギバチ、フナ類)の産卵・繁殖場、洪水時の退避場、稚幼魚の摂餌場、越冬場として機能している。 3.2年間の研究成果を科研報告書としてとりまとめた。
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