研究課題/領域番号 |
13660264
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
畜産学・草地学
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
柏村 文郎 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (80142793)
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研究分担者 |
池滝 孝 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (90113696)
瀬尾 哲也 帯広畜産大学, 畜産学部, 助手 (40301973)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 牛 / 排泄行動 / 排泄場所 / 条件付け / 学習 / オペラント条件付け / 糞尿処理 / 横臥・起立行動 / 無線 / コンピュータ |
研究概要 |
・平成13年度には、牛の起立動作を検知するセンサーの開発とその信号の無線による送受信装置の開発を行った。 (1)起立検知装置のセンサーとして水銀スイッチを4個使用した。 (2)牛に起立検知装置を装着する部位について検討した。その結果、牛の後肢へ装着することとした。 (3)起立動作以外で装置が反応する誤動作の原因を検討した。その結果、牛が後肢で頭を掻くときや歩行中の振動によって誤動作が起こることが判明した。 (4)解決法として、横臥を10分以上継続しているときの起立信号だけを利用するプログラムで対応できた。 ・平成14年度には、実際に起立直後の牛をフィードステーションに移動させることで、排泄場所をコントロールできるかを検証する試験を行った。 (1)単飼ペンの半分にはおがくずを敷きベッドエリアとし、もう一方にはフィードステーションと乾草を設置し、給餌エリアとした。 (2)5頭の乾乳牛を1頭づつ、単飼ペンに収容し、試験を実施した。牛の左後肢に起立検知センサーを装着した。 (3)1頭の試験は、予備期、トレーニング期、自発訪問期より構成した。 ・結果と考察 (1)起立検知の成功率は約90%で、これは満足できる結果であった。 (2)起立直後の牛をフィードステーションへ誘導できる可能性が示された。 (3)牛をフィードステーションへ上手く誘導すると、ベッドでの排泄を減少させることができることが示された。 (4)今後、個体の学習能力に合わせたトレーニング方法を検討する必要性が判明した。
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