研究課題/領域番号 |
13660338
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物資源科学
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研究機関 | 特殊法人理化学研究所 |
研究代表者 |
伊藤 隆 理化学研究所, 微生物系統分類室, 先任研究員 (80321727)
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研究分担者 |
辨野 義己 理化学研究所, 微生物機能解析室, 室長(副主任研究員待遇) (40087599)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 好熱性古細菌 / アーキア / 分離培養 / 微生物資源 / 箱根 |
研究概要 |
単純な集積培養法ではこれまで単離できなかった好熱性古細菌を分離培養する試みとして、箱根の温泉試料についてMPN法による分離培養を行った。また属特異的PCRプライマー用いたPCR法により既知属の検出を行い、さらにPCR法で特定できなかったものについて16S rDNA部分塩基配列を決定しその帰属を試みた。 大涌谷の硫気孔土壌試料(90℃・pH2.0)からはAir・85℃・pH5下ではSulfurisphaera属を、H_2-CO_2(4:1)・70℃・pH4下ではAcidianus属及びStygiolobus属を検出した。また他の硫気孔土壌試料(60℃・pH1.4)からはH_2-CO_2(4:1)・70℃・pH4下ではAcidianus属のみを検出したが、Air・70℃・pH5下ではAcidianus属、Sulfurisphaera属、Acidianus brierlyei、Sulfolobus hakonensis、新奇Sulfolobales目古細菌を検出した。さらにAir・55℃・pH2.5下ではPicrophilus属及び新奇Thermoplasmatales目古細菌を検出した。早雲山温泉の試料(40℃・pH2.4)からはAir・85℃・pH5下でSulfurisphaera属を、またAir70℃・pH5下ではMetallosphaera属を検出した。 以上のように、本方法により同一試料、同一培養条件でも複数種・属を分離培養することが可能であり、またこれまで単離することのできなかったStygiolobus属やSulfolobales目の新属と思われる好熱性古細菌を分離することができ、本法の有効性が示された。
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