研究課題/領域番号 |
13670136
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 日本獣医畜産大学 (2002) 三重大学 (2001) |
研究代表者 |
田中 実 日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 教授 (90024736)
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研究分担者 |
太田 能之 日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 講師 (00277667)
中井 直也 三重大学, 医学部, 助手 (90324508)
藤川 隆彦 三重大学, 医学部, 講師 (60293776)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | プロラクチン / 前立腺 / 炎症 / ノックアウトマウス / プロラクチン受容体 / 遺伝子発現 / ビスフェノールA / 遺伝子発現調節 / 遺伝子 |
研究概要 |
雄マウスにおいて、幼弱期におけるエストロゲンの作用による持続的な高プロラクチン血症が前立腺の炎症誘発の一因となることが示唆されている。そこでプロラクチンのノックアウトマウスおよび野生型マウスの幼弱期に、エストロゲン作用を有する内分泌攪乱化学物質として知られるビスフェノールAを投与し、前立腺における炎症発症度をミエロパーオキシダーゼ活性を指標として測定したところ、ノックアウトマウスでは野生型マウスに比べて炎症度が大きく軽減されており、ビスフェノールによる前立腺の炎症誘発はそのエストロゲン作用により発現誘導されたプロラクチンによるものであることが明らかになった。ついでこうしたプロラクチンの前立腺における作用機構を明らかにするため、プロラクチン受容体(PRL-R)遺伝子の発現調節機構の解析を行った。ラットのPRL-R遺伝子にはこれまで3種類の第一エクソンEl-1、El-2、El-3の存在が知られていたが、PRL-R遺伝子の5'領域の解析により、El-4とEl-5の2種類の新規の第一エクソンの存在することを明らかにした。これらの各第一エクソンは組織特異的な発現を担っている。ラットの前立腺において発現している第一エクソンをRT-PCRにより調べたところ、El-3エクソンの発現していることが明らかになった。すなわち、前立腺におけるPRL-R遺伝子の発現はEl-5第一エクソンに働く因子により調節されている。El-3第一エクソンは広範囲の組織で発現しているが、その発現調節には転写因子のSP-1およびC/EBPβが関与していることが知られており、前立腺でのPRL-R遺伝子の発現もこれらの転写因子により調節を受けていると考えられる。
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