研究課題/領域番号 |
13670139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 愛媛大学 (2002) 大阪大学 (2001) |
研究代表者 |
東山 繁樹 愛媛大学, 医学部, 教授 (60202272)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | HB-EGF / shedding / ADAM / wound healing / EGF family / SH3 protein / keratinocyte / metalloprotease / Shedding / Angiotensin II / IL-8 / SH3蛋白質 / EGFファミリー / PACSIN3 / Wound Healing / Metalloprotease |
研究概要 |
私どもはこれまでに、組織の再生・修復で重要な役割を担うと考えられる細胞膜アンカー型細胞増殖因子としてEGFファミリーのメンバーであるHB-EGFを新規に同定し、皮膚の創傷治癒時にsheddingが亢進していることを報告してきた。本研究ではHB-EGF shedding酵素の同定と活性発現制御機構の解明を中心課題として行い、以下の結果を得た。 従来報告されている膜結合型メタロプロテアーゼADAM9によるHB-EGFプロセシングをADAM9ノックアウトマウス由来線維芽細胞を用いて検証した結果、ADAM9+/+線維芽細胞およびADAM9-/-線維芽細胞ともに、HB-EGFプロセシングはTPA刺激により一過性に誘導され、両者に有意な差は認められなかった。そこで新たなHB-EGF shedding酵素の同定を試み,ADAM12がHB-EGFのプロセシング酵素であることを示した。さらにHB-EGFプロセシングはADAM12ノックアウトマウス由来線維芽細胞では全く認められず、ADAM12がHB-EGFのプロセシング酵素の一つであると結論付けた。 ADAM12の細胞内ドメインに結合する蛋白を酵母two-hybridでスクリーニングし、その結果2つのSH3蛋白質PACSIN3と新規蛋白質Eve-1を同定した。PACSIN3は416アミノ酸からなりC-末端側に3つのSH3ドイメインを持つ。また、Eve-1は767アミノ酸からなりC-末端側に4つのSH3ドイメインを持つEve-1aと23アミノ酸の挿入配列を持ちその結果C-末端側に5つのSH3ドイメインを持つEve-1bの2つのアイソフォームを同定した。PACSIN3とEve-1のoverexpressionによりangiotensin II 依存性HB-EGF sheddingがそれぞれ部分的にかつ、共発現により相加的に抑制された。 以上の結果から、HB-EGFプロセシングにはADAM12が関与しており、酵素の活性化制御には複数のSH3蛋白質が関与している可能性が示唆された。
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