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黄色ブドウ球菌rsbU.rsbVの遺伝子調節機能

研究課題

研究課題/領域番号 13670277
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関大分医科大学

研究代表者

宮崎 英士  大分医科大学, 医学部, 助手 (00264333)

研究分担者 津田 富康  大分医科大学, 医学部, 教授 (80040567)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード黄色ブドウ球菌 / シグマ因子 / sigB / rsbU / rsbV / 病原性 / SigB / 転写調節
研究概要

本研究において、sigB locus (rsbU, rsbV, rsbW, sigB)に存在するrsbU, rsbVの機能、特にストレス反応、病原性における関与について検討した。rsbV遺伝子ノックアウト(KO)株を作成するため、CAT geneを挿入したrsbV geneをpSPT181に移入しトランスフォームした。その後、熱処理依存性にhomologous recombination法にてCm耐性、Tc感受性菌を選択したが、rsbV KO株はとれなかった。一方、rsbUの11bp欠損株であるRN6390は病原性が低下し、ストレス感受性が亢進している。そこで、RN6390に欠損のないrsbU-sigBオペロンをシャトルベクターpSPT181を用いて形質導入しRN1002を作成した。また、sigB-KO株PC400からtransductionによりsigBをKOした株EM1001に欠損のないrsbU-sigBオペロンをシャトルベクターpSPT181を用いて形質導入した株(EM1002)を作成した。EM1001(sigB-KO)はheat shock, oxidant stressに感受性であったが、RN6390(11-bp deletion in rsbU)はEM1001に比較すると抵抗性であった。次に、以上4株をマウスに皮下に投与し、病原性について検討した。EM1001,EM1002,RN6390では皮下に潰瘍形成を伴った膿瘍形成を認め、サイズは各々370,300,440mm^3であった。一方、RN1002の皮下投与では、潰瘍の形成がみられず、また形成される膿瘍のサイズが他の株と比較して小さかった(50mm^3)。以上より、rsbUの欠損はsigBのストレス反応を部分的に抑制し、また、病原性においてはrsbUとsigBのimbalanceが病原性を複雑にコントロールしている可能性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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