研究課題/領域番号 |
13670356
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 富山医科薬科大学 |
研究代表者 |
濱西 島子 富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (50324041)
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研究分担者 |
成瀬 優知 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (30135008)
鏡森 定信 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (20019615)
関根 道和 富山医科薬科大学, 医学部, 講師 (30303225)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 学童期 / 追跡調査 / アレルギー / 皮膚テスト / 環境 / 大気汚染 / ぜん息 / 学童 / 転出 / コホート脱落率 / 年齢差 / 地区差 |
研究概要 |
学童を対象とした調査では、前半、アレルギー皮膚テスト陽性児のぜん鳴発作有症率の上昇は大気環境指標の悪化(二酸化硫黄濃度の上昇、スギの標準化年輪指数や雨水のpHの低下)とよく相関していた。しかし、大気環境指標の改善がみられるようになった後半においても、アレルギー皮膚テスト陽性児のぜん鳴発作有症率は上昇傾向にあった。近年、日本では気管支ぜん息をはじめとするアレルギー疾患が増加傾向にあり、A町でも20年間で皮膚テスト陽性率が約2倍に増加していることから、こうした事実が関連しているものと推測された。また、学童期にアレルギー皮膚テスト陰性であった群の呼吸器症状のうち亜急性のセキやタンの有症率が、学童期にアレルギー皮膚テスト陽性であった群に比較して青年期に高くなる事実は、単なるアトピー素因だけでは説明できない。今後は、喫煙習慣をはじめとするライフスタイルをも含めた多面的な対応が必要となろう。
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