研究課題/領域番号 |
13670412
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 大阪府立公衆衛生研究所 |
研究代表者 |
小西 良昌 大阪府立公衆衛生研究所, 食品医薬品部, 主任研究員 (40211239)
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研究分担者 |
阿久津 和彦 大阪府立公衆衛生研究所, 食品医薬品部, 研究員 (00311481)
高取 聡 大阪府立公衆衛生研究所, 食品医薬品部, 研究員 (90311480)
北川 幹也 大阪府立公衆衛生研究所, 食品医薬品部, 研究員 (90270769)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | PCBアイソマー分析 / 水酸化PCB / 母乳 / 内分泌かく乱作用 / エストロゲン様作用 / 酵母Two-Hybrid法 / PBDE / PCBsアイソマー分析 / 水酸化PCBs / エストロジェン様作用 / 経年変化 / PCB / コプラナーPCB / 高分解能GC / MS |
研究概要 |
長期保存した乳脂肪および食品中のPCBを高分解能GC/MSを用いて、アイソマー分析を行い、経年的推移を明らかにした。母乳と食品(食事)中のアイソマー別のPCB濃度を分析・考察した結果、2位と4位に塩素を持ち、かつ塩素数の多い、mono-ortho、di-ortho PCB異性体が、体内に吸収・蓄積されやすいことがわかった。 GC/MSによる生体試料中の水酸化PCBs(OH-PCB)の高感度かつ簡易な分析法について検討した。一般にOH-PCBの分析法としては、L.Hovander et al.の方法(J.Anal.Toxicology,24,696-699(2000))が用いられることが多い。これは血漿中のフェノール性物質を分析する方法であるが、クロロフォルムやジクロロメタン等、有機溶剤を多量に使用するため、環境への負荷の観点からこれらを用いない方法が望ましい。また、誘導体化についても危険性の高いジアゾメタンを発生させ用いることから、実験者への安全性が問題である。今回、OH-PCBのみにターゲットを絞ることで、これらを用いない方法を開発した。 酵母Two-Hybrid法の操作過程にS-9 mix処理を組み込み、代謝物のエストロゲン様作用を評価する方法を確立した。本法を用いて代謝が速いと考えられる1〜8塩素化ビフェニルのS-9 mix代謝物のエストロゲン様作用を評価した。1〜3塩素化ビフェニルにエストロゲン様作用が認められた。
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