研究課題/領域番号 |
13670462
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
宮崎 義継 長崎大学, 医学部附属病院, 講師 (00311861)
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研究分担者 |
河野 茂 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (80136647)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | アゾール / カンジダ / ステロール / 治療 / 病原性 / フィラメント / 菌糸 / 真菌 / Cryptococcus neoformans / アゾール系抗真菌薬 / ERG11 / 薬剤感受性 / アゾール耐性 / 深在性真菌症 / クリプトコッカス / 抗真菌薬 |
研究概要 |
Candida albicansにおいて、delta-5,6-desaturaseの欠損が抗真菌薬感受性に及ぼす影響について検討した。delta-5,6-desaturaseは、細胞膜の主成分であるエルゴステロールの生合成経路に関与しており、ERG3遺伝子によってコードされている。ERG3の中心部をhisG-URA3-hisG cassette^<1)>で置き換えたdisrupti on constructを作製し、アゾール系抗真菌薬(以下アゾール)に感受性を示すC.albicans CAI4株^<1)>に対して相同組換えによる遺伝子破壊を行った。C.albicansはdiploidであるため、各々1つのalleleのみを破壊したCAD1株とCAD2株、さらに両方のalleleを破壊したCAE3D株を作製した。いずれもin vitroでの発育速度は親株CAI4と同等であった。また、CAD1株とCAD2株のアゾール感受性は変化しなかったが、完全なerg3欠損株であるCAE3D株では、フルコナゾールのMICが>1024μg/mlと極めて高度な耐性が誘導され、イトラコナゾールとミコナゾールにも同様の耐性を示した。さらに、CAE3D株に対して野生型のERG3を再導入するcomplementation studyにてアゾール感受性の回復を確認した。アムホテリシンBとフルシトシンに対してはいずれも親株と同等の結果であった。以上より、C.albicansにおいてdelta-5,6-desaturase(ERG3)の変異はアゾール高度耐性を誘導する原因の一つと考えられた。
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