研究課題/領域番号 |
13670464
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
松山 隆美 鹿児島大学, 医学部, 教授 (30145479)
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研究分担者 |
中村 基之 鹿児島大学, 医学部, 助手 (30343362)
佐藤 克明 鹿児島大学, 医学部, 講師 (40301147)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 可溶性CD163 / 関節リウマチ / ヘモグロビン / 肝炎 / 色素沈着絨毛性滑膜炎 / CD163 / 可溶性 / 慢性関節リウマチ / TIMP |
研究概要 |
我々は、可溶性CD163の測定系を確立し、慢性関節リウマチ関節液において血清に比し可溶性CD163が増加していることを報告した(日本リウマチ学会2000年)。CD163の発現は、IL-10や、corticosteroidによって増強されることにより、CD163の機能として免疫制御能が推測されている。しかし、可溶性CD163の産生機序、CD163のリガンド、免疫系での役割、可溶性CD163の意義については不明である。本研究では我々の開発した可溶性CD163の測定法、作成したCD163蛋白を用い、以下を明らかにすることを目的とした。 a)慢性関節リウマチの早期診断、活動性マーカーとしての血清可溶性CD163の有用性 b)可溶性CD163産生におけるTissue Inhibitor of Metalloprotease(TIMP)の役割 c)CD163のリガンド d)マクロファージ機能におけるCD163の役割 この研究の申請中、CD163のリガンドがヘモグロビン/ハプトグロビン複合体であることが報告されたので、研究の中心はa)、b)となった。この研究において、可溶性CD163は活動性のマーカーとして有用であることを示し、また、可溶性CD163の産生にTIMP-3が関与していることを報告した。現在、CD163を切断する酵素を同定中である。c)に関しては、CD163はヘモグロビンのみでも結合できることを証明したので、酸化、還元型ヘモグロビンとの結合の違いについての研究を展開中である。 さらに、他疾患における可溶性CD163の意義について、急性肝炎における予後の指標となることを報告した。
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