研究課題/領域番号 |
13670469
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
岩本 雅弘 自治医科大学, 医学部, 講師 (90291624)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 自己免疫 / Yaa遺伝子 / BXSBマウス / SLE |
研究概要 |
BXSBマウスはメスC57BL/6とオスSB/Leマウスの交配から作製されたマウスで、オスはメスより早期にヒト全身性エリテマトーデス類似の病変と単球増多を生じる。戻し交配や骨髄細胞キメラの実験から、Y染色体上のY染色体関連自己免疫促進遺伝子(Y chromosome-linked autoimmune acceleration gene(s),Yaa遺伝子)がオスマウスで自己免疫病の発症と単球増多を促進していることが証明された。Yaa遺伝子はY染色体に位置しているため、micro-satelliteを利用したポジショナルクローニングは不可能なため、PCRを利用したRepresentational Difference Analysis(RDA)法でYaa遺伝子の分離同定を試みた。cDNA RDAおよびgenomic DNA RDAを行った。骨髄細胞によるcDNA RDAでは42クローンの配列を得たがすべて既知の配列であった。genomic RDA法ではSIL(SCL interrupting locus)geneのイントロン配列と一致するクローンを得た。この差異は遺伝子多型によると考えられた。Yaa遺伝子は骨髄細胞キメラの実験から少なくともB細胞上に発現していると考えられた。精製脾臓B細胞を使用してcDNA RDA法を施行したところ、20万倍のcDNA重量比において3種類の既知のcDNA配列を同定したが、Northen Blotでは有意な差は検出できなかった。また、80万倍のcDNA重量比においてホモロジーサーチから1つの新規のcDNA配列を同定した。それは66個の翻訳可能なアミノ酸配列からなり、現在cDNA配列全長を同定中である。
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