研究課題/領域番号 |
13670492
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川邊 隆夫 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40195136)
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研究分担者 |
大橋 誠 東京大学, 医学部附属病院, 医員
多田 稔 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (80302719)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 胆膵 / 悪性腫瘍 / アディノウイルス / 遺伝子治療 / 放射線 / 基礎的検討 / アデノウィルス / 遺伝子治 / アデノウイルス |
研究概要 |
A)放射線照射により活性が誘導されるプロモーターの開発 radiationによって活性化するプロモーターとしてegr-1プロモーター(early growth response-1)が知られている。このプロモーターに変異を入れることによる活性増強について基礎的な検討を行い、最も感受性が高まる方法を検討したが、著しい増強効果をもつ変異プロモーターは得られていない。 B)放射線感受増殖型アデノウイルスの作成 研究計画では、前項で開発した放射線増強効果の強い変異egr-1プロモーターを用いる予定であったが、それほど増強した放射線感受性をもつ変異プロモーターが得られないため、野性のegr-1を用いて実験を行った。egr-1によりアデノウイルスの増殖を規定するE1A遺伝子が発現するようなウイルスを作成した。このウイルスは理論的には放射線照射によりE1A遺伝子を発現し増殖するウイルスとなるが、現在のところ著明な放射線感受性増殖を示すアデノウイルスは得られていない。これは、作成した組換えアデノウイルスでegr-1がE1A遺伝子を発現させる効果が不十分である可能性があり、さらに検討中である。 C)自殺遺伝子を組み入れたウイルスの作成 上記と平行して、前項で作成したウイルスに単純ヘルペスウイルスのチミジンキナーゼとガンシクロビルの系を用いた自殺遺伝子を組み入れ、無制限なウイルス増殖の抑制手段をウイルス内に組み入れることを検討した。このウイルスはガンシクロビルの投与により誘導される細胞死は確認できた。
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