研究課題/領域番号 |
13670496
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
光井 洋 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (30239280)
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研究分担者 |
丸山 稔之 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (30219571)
坂田 洋一 自治医科大学, 医学部, 助教授 (40129028)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | アンギオスタチン / 肝臓内皮細胞 / 腫瘍血管 |
研究概要 |
アンギオスタチン(AG)は、プラスミノーゲン等のクリングル構造を持つ凝固関連因子が、蛋白分解酵素により切断されて生じた分解産物であり、in vivoで癌の増殖を抑制する働きがあることが報告されている。今回我々は、その作用機序と臨床応用をめざした検討をおこなった。ヒト肝癌細胞株の上清を調べた結果、Huh-7細胞には精製プラスミノーゲン(PL)の分解活性が存在していた。その分解酵素の候補であるhuman macrophage metalloesteraseはNorthern blottingにてすべての細胞株に発現がみられた。次に、AGを精製して、肝細胞の培養系に加えることでその増殖抑制を検討することにした。まず血漿よりPLを精製し、elastaseによりAGを産生させて分離精製した。次にラット肝臓内皮細胞をコラゲナーゼとパーコール遠心を用いて分離培養し、AGを添加して増殖活性を調べた。その結果、AGは内皮細胞の増殖を抑制し、その作用はbFGF経路に影響を与えていることが判明した。次に、実際に肝癌患者の血中にAGが検出されるかを調べたところ、肝癌患者の30%に存在が確認された。またHepG2細胞において、免疫染色ではアンギオスタチン受容体の候補とされるATP synthaseの存在が示唆された。今後はこの細胞を用いて、AG添加によりcadherinのE→N型変化などの悪性表現系が抑制されるかも調べたい。
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