研究課題/領域番号 |
13670549
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
間野 博行 自治医科大学, 医学部, 教授 (90240704)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 膵臓がん / DNAチップ |
研究概要 |
膵臓がんは本邦成人の悪性腫瘍による死因の第5位を占める極めて予後不良の疾患である。膵臓がんを早期に発見することはいまだ極めて困難であり、新たな診断マーカーの同定が待たれている。DNAチップは数千〜数万の遺伝子の発現変化を数回の実験で解析可能にする最新の研究機器であり、本システムを用いることで膵臓がんの新たな分子診断マーカーが同定されることが期待される。我々は逆行性膵胆管造影検査の際に得られる膵液より膵管上皮細胞を純化し-80℃にて保存するPancreas Bankを設置し既に約200例の臨床検体の収集に成功した。さらに同バンクに属する健常人10例および膵臓がん患者10例の細胞を用いてAffymetrix社のヒト全遺伝子チップ(HGU133A&B)を用いヒト遺伝子約3万種類の発現解析を終了した。一方、膵臓がん患者細胞特異的な遺伝子を単離する別のアプローチとして、健常人と担がん患者計5例ずつのcDNAプールを用いたサブトラクションcDNAクローニングも行い、膵臓がん特異的遺伝子と思われるcDNAクローン計384種類の塩基配列決定も終了している。どちらのスクリーニングからも膵臓がん患者特異的遺伝子が複数単離された。また興味深いことにチップスクリーニングで同定された「遺伝子A(特許申請中)」の発現量をreal-time PCR法により全ての試料で測定したところ、GAPDH遺伝子をインターナルコントロールとした場合の発現量が健常人、良性膵腫瘍、膵臓がんの患者でそれぞれ16.1単位±29.1(平均値±標準偏差)、1.02単位x10±2.85x10^3、1.60単位x10^4±3.66x10^4であった。したがって本遺伝子は世界で初めての膵臓癌の早期診断マーカーの良い候補といえる。
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