研究課題/領域番号 |
13670558
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
齋藤 英胤 (斎藤 英胤) 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80186949)
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研究分担者 |
高木 珠子 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90286469)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | C型慢性肝炎 / インターフェロン / ウイルス感染 / IRF-1遺伝子多型 / プロモーター活性 / Tヘルパー活性 / 治療反応 / インターフェロン治療 / C型肝炎ウイルス感染 / Tヘルパー細胞機能 / 治療反応性 / 生化学的治療反応 / C型ウイルス感染 / Th1 / Th2細胞 / IRF-1 / 遺伝子多型 / 免疫反応 |
研究概要 |
Interferon regulatory factor(IRF)-1はインターフェロン(IFN)の発現に必要なtranscription factorであるが、T helper 1 (Th1)サイトカインの発現に不可欠の因子であることが報告されている。そこでIRF-1遺伝子のpromoter領域におけるsinglenucleotide polymorphisms (SNPs)を調べ、SNPsタイプによる宿主免疫応答とさらにC型慢性肝炎患者におけるIFN治療反応性との相関を検討した。その結果、IRF-1 promoter SNPsのタイプによりT helperサイトカインの発現がTh1優位あるいはTh2優位に傾くことが示唆された。従って、IRF-1 promoter SNPsを検討することでC型慢性肝炎に対するIFN治療における宿主免疫応答が指定できることが考えられた。さらに、このSNPsはヒトのT helper機能を左右する可能性があり、C型慢性肝炎のみならず、広く多くのウイルス感染症におけるウィルス排除機能に関連することが考えられた。Th1優位に発動するSNPsタイプを持つ個人は極めて少数例であるため、C型慢性肝炎におけるIFN治療反応性との相関は今回の研究では不明で、さらに多数例の症例検討が必要と考えられた。また、一つの調節因子におけるSNPsが宿主全体の免疫応答を左右することは考えにくいため、さらに複数のサイトカイン産生を調節するプロモーターSNPsとの相関を検討する必要性があると思われた。
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