研究課題/領域番号 |
13670656
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
内野 誠 熊本大学, 医学部附属病院, 教授 (20117336)
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研究分担者 |
前田 寧 熊本大学, 医学部附属病院, 助手 (60346997)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2002年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2001年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 遺伝子治療 / アデノウイルスベクター / ヘルパーウイルス依存型 / 筋ジストロフィー / アタッチメントレセプター / ジストロフイン / ヘルパーウイルス依存型アデノウイルスベクター / ジストロフィン / CAR / mdxマウス / tropism / RGD |
研究概要 |
我々は、アデノウイルスゲノムがもつ全ての蛋白遺伝子を欠失させ、代わりに治療用遺伝子のみをもつヘルパーウイルス依存型アデノウイルスベクター(以下HDAV)を開発した。full-length dystrophinおよびマーカーLacZを含むHDAV LacZ-dysと、アデノウイルスのアタッチメントレセプターであるCARおよびfull-length dystrophinを含むHDAV CAR-dysの二種類のHDAVを作製した。免疫抑制を一切行わない条件下において、HDAV LacZ-dysを幼若なmdxマウスの骨格筋に注入したところ、注入8週後にもdystrophinの発現が高率に認められた。さらにdystrophin発現部位のみにおいて筋病理所見の改善が確認された。また、HDAV CAR-dysを成熟したmdxマウスの骨格筋に繰り返し注入したところ、反復探与によりdystrophinの導入効率が上がり、一定レベル以上のdystrophinの発現を長期間維持することができた。この方法により筋ジストロフィーに対する遺伝子治療の幅が広がると考えられる。
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