研究課題/領域番号 |
13670733
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
梅村 敏 横浜市立大学, 第二内科学教室, 教授 (00128589)
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研究分担者 |
鈴木 厚 横浜市立大学, 第二生化学教室, 講師 (00264606)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | PKC / atypical PKC / ASIP / シグナル伝達 / 心肥大 / 心不全 / 液性因子 / 心筋細胞 |
研究概要 |
心筋細胞にて、PKCは様々なシグナル伝達因子の交差点として、垂要な働きをしていることが示されている。 マウスの胎児、新生児、成体の心臓組織においてatypical PKC、aPKC特異的結合蛋白(以下ASIP)の蛋白発現量を検討したところ、胎児→新生児→成体と成長に伴う蛋白発現量の減少が認められた。これは、心肥大反応においては、心筋の特定の蛋白が胎児型にswitchするという仮説に従うものである。蛋白レベルでの組織内局在を見たところ、aPKC、ASIPの両者が、心房・心室とも、心筋内にdiffuseに存在していた。aPKCλのmRNAレベルでの組織内局在を検討したところ、蛋白レベルと同様、diffuseに存在しており、aPKCとASIPは、心房・心室の両者でシグナル伝達に関わっていることが考えられた。 全てのPKCを抑制する阻害薬とaPKCを除くPKCを抑制する阻害薬を反応させて、心筋細胞をEGFで刺激したところ、全てのPKCを抑制した場合に比し、aPKCを除くPKCを抑制した場合は、MAPKやS6Kのリン酸化の抑制の程度が弱く、このシグナル経路に、aPKC依存の経路が存在していることが、示唆された。 心肥大・心不全のモデル動物であるダール食塩感受性ラットの心臓組織におけるPKC発現量に分子種に応じた変動が認められることを踏まえ、解析を進めた。心肥大期では、発現の認められる全ての分子種で発現量の上昇が認められたが、心不全期では、心疾患増悪に働くとされるPKCβ他、α、δの発現は心肥大期に引き続き上昇していたのに対し、心保護的に働くとされるPKCεとaPKCは心肥大期に認められた発現量の上昇が弱まることを見出した。まずはこの現象をまとめ論文としての発表の機会を得た。以上の結果に加え、ダール食塩感受性・抵抗性ラットを用いて、液性因子・サイトカインなどによる影響を更に解析している。
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