研究課題/領域番号 |
13670743
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
石田 英之 東海大学, 医学部, 助教授 (20222424)
|
研究分担者 |
佐藤 俊明 千葉大学, 医学部, 助教授 (60244159)
伴 和信 東海大学, 医学部, 講師 (90256090)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
|
キーワード | ミトコンドリア / カルシウム / ATP / プレコンディショニング / 虚血耐性 |
研究概要 |
ミトコンドリア内Ca^<2+>変化を直接測定し、虚血耐性の増強にミトコンドリア内Ca^<2+>変化が関係しているかを解明するために、本年度の研究では、ミトコンドリアCa^<2+>過負荷をミトコンドリアATP依存性Kchannelの開口がミトコンドリア膜電位を脱分極させて、ミトコンドリアのCa^<2+>過負荷を軽減するを検討した。 [方法]心室筋細胞のミトコンドリアのCa^<2+>濃度およびミトコンドリア膜電位は、Ca^<2+>蛍光指示薬Rhod-2および電位感受性色素JC-1を用いニポウ式共焦点顕微鏡で観察した。 [結果]30分間のouabain(1mM)の添加により、Rhod-2の蛍光は添加前の173±16%に著しく増加し、ミトコンドリアのCa^<2+>過負荷が観察された。ミトコンドリアK_<ATP>開口薬であるdiazoxideとnicorandilは、ouabainによるミトコンドリアCa^<2+>過負荷を抑制した。さらに、diazoxideとnicorandilは、JC-1の蛍光を減少させた。これらのdiazoxideやnicorandilの作用は、ミトコンドリアK_<ATP>チャンネル・ブロッカーである5-hydroxydecanoateによって抑制された。 [結論]これらの結果から、ミトコンドリアK_<ATP>チャンネル開口によるミトコンドリアの脱分極がミトコンドリアCa^<2+>過負荷を抑制して虚血障害から心筋を保護することが示唆された。
|