研究課題
基盤研究(C)
ミオシン注射による自己免疫性心筋炎のモデルラットにインターロイキン10(IL-10)を遺伝子導入し、死亡率と心筋炎の改善がみられた。この心筋炎後の拡張型心筋症様モデルラットにアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE-I)のキナプリル及びエナラプリルを投与しその効果を検討した。それらの投薬により心重量と左心室拡張末期庄の低下、さらに線維化の減少が見られた。線維化に関係するTGF-β1とCollagen-IIIのmRNA発現は、心不全群で増加し投薬群で減少した。これらの改善はキナプリル群で著明であった。同じACE-Iでも作用の違いに注目すべきであることが明らかとなった。一方、ベータ遮断薬のビソプロロールの投与では、心機能改善が見られなかったが生存率が上がり抗不整脈作用によるものと思われた。ベータ遮断薬のカルベジロールの投与では、心臓交感神経機能の改善がみられた。ヒトCD36欠損症では心筋脂肪酸代謝のイメージング剤であるBMIPPが心筋に集積せず、遺伝子異常が見られた。ヒト虚血性心疾患患者では脂肪酸代謝と交感神経機能が傷害され、薬物治療により改善する群は予後良好であった。
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