研究課題/領域番号 |
13670753
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
松井 忍 金沢医科大学, 総合医学研究所, 教授 (00064600)
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研究分担者 |
早瀬 満 金沢医科大学, 医学部, 講師 (90064592)
山口 宣夫 金沢医科大学, 医学部, 教授 (10106916)
勝田 省吾 金沢医科大学, 医学部, 教授 (40110613)
栗原 孝行 金沢医科大学, 総合医学研究所, 講師 (20064595)
浅地 孝能 金沢医科大学, 医学部, 講師 (00183137)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 拡張型心筋症 / 心筋膜受容体 / β1受容体 / ムスカリン2受容体 / 自己抗体 / 吸着療法 / SCIDマウス / β_1受容体 |
研究概要 |
a.自己抗体に対する選択的吸着体の開発 合成β1ペプチドにて免疫された家兎血清からアフィニテイ精製したIgGとβ1受容体第2細胞外ループに一致する種々の長さの合成ペプチドとの親和性をBIAcoreを用いて検討した。その結果を参考にして、材質・孔サイズの異なる3つの担体に等モルのβ1受容体の第2細胞外ループに一致する合成ペプチドを固定した吸着体を合成し、その吸着体:抗β1受容体抗体陽性患者血清=1:6の条件で吸着実験を行った。その結果、一つの担体で吸着効率は約70%前後であった。また、γ線による滅菌操作でもその効率は影響を受けなかった。以上の成績より、拡張型心筋症に対する自己抗体吸着療法の臨床応用の可能性が示唆された。 b.非選択的IgG吸着実験 抗心筋膜受容体を非選択的に吸着する目的で、IgG吸着体を用いて、β1ペプチド、M2ペプチドで免疫された家兎に対する吸着実験を行った。その結果、家兎血清中の抗β1受容体抗体、抗M2受容体抗体価は共に有意な低下をみた。また、吸着体、吸着装置、吸着実験共に安全性には問題はなかった。 C.抗β1受容体抗体吸着体の開発とそれを用いた吸着実験 現在、β1受容体の第2細胞外ループに対する自己抗体の吸着体を開発し、選択的抗β1受容体抗体に対する吸着療法を検討中である。予備実験では、一回の吸着実験で血清中の約50%の抗β1受容体抗体の吸着が可能との成績を得ている。今後、選択的抗β1受容体抗体吸着療法の有効性、安全性を実験的自己免疫性心筋症家兎を用いて確認の上、臨床応用に持っていきたいと考えている。
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