研究課題/領域番号 |
13670800
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
足立 壯一 京都大学, 医学研究科, 助手 (10273450)
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研究分担者 |
林 英蔚 京都大学, 医学研究科, 助手 (40283600)
中畑 龍俊 京都大学, 医学研究科, 教授 (20110744)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | NSAID / アポトーシス / ミトコンドリア / 抗腫瘍効果 / 神経芽細胞腫 / CML / CLL / カスパーゼ / 慢性リンパ性白血病 |
研究概要 |
我々はすでにetodolacの慢性リンパ性白血病(CLL)に対するin vitro及びin vilvoでの抗腫瘍効果について第91回アメリカ癌学会、第62回日本血液学会及び第43回日本臨床血液学会で報告している。今回、他の白血病や固形腫瘍に対する抗腫瘍効果も検討し、etodolac(R活性体とS活性体)を小児固形癌細胞株にin vitroで投与し、感受性をスクリーニングした。 (A)In vitroにおける感受性試験;R-etodolacとS-etodolacが感受性を示した神経芽細胞腫細胞(NB)株(CHP126,LAN2)において他の治療薬との併用効果を調べるため、NBの治療薬であるcyclophosphamideやvincristineとetodolacを共培養して、CHP126,LAN2のcell viabilityをMTT法により測定した。殺細胞効果はいずれもadditiveでsynergisticな効果を示す薬剤はなかった。またCML急性転化の患者骨髄より分離した芽球がetodolacに対してin vitroにおいて感受性を示した。 (B)Etodolacの細胞死誘導機序として、(a)ミトコンドリア機能(酸素消費、膜電位)の低下(b)Bcl-2 family遺伝子のMcl-1遺伝子蛋白の発現低下(c)caspase 9,3の活性化がみられ、ミトコンドリアを介する系であることが示された。 またCLL患者に対しては、SDS-101(R-etodolac)によるphaseI臨床試験にて2000mg内服まで安全性が確認されたため、現在、欧米にて多施設phaseIb/IIa臨床試験が進行中である。
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