研究課題/領域番号 |
13670808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
田代 聡 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 講師 (20243610)
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研究分担者 |
五十嵐 和彦 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (00250738)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | カラーバンディングFISH / 小児白血病 |
研究概要 |
平成13年度に確立したカラーバンディングFISH法を用いた臨床検体の詳細な染色体解析を開始し、現在症例数の蓄積を行っている。また、マルチカラーFISH法を用いた検体の染色体解析を海外共同研究者であるミュンヘン工科大学ミヒャエル・シュパイヒャー教授に依頼するための送付条件を確定するため、正常リンパ球標本を実際にドイツに複数の方法で送付し、マルチカラーFISH法による染色の送付方法による違いを検討している。白血病細胞の臨床検体は、小児白血病の多施設共同研究グループである小児白血病研究会(Japan Association of Childhood Leukemia Study, JACLS)から提供されている。 白血病に関連する新しい遺伝子を見つけるために、カラーバンディングFISH法と特定の遺伝子のFISH法を組み合わせる技術を開発するための候補遺伝子の検討を行っている。このような遺伝子の候補としてのB細胞関連転写因子Bach2について機能解析を行い、Bach2が酸化ストレスにより細胞死を誘導する機能があることが明らかになったので報告した。また、Bach2がB細胞のみならず神経細胞においても発現が認められたため、組織学的に検討し報告した。更に、新しい染色体異常解析法を確立するために三次元構築を保った状態の検体での染色体解析を行う手法を海外共同研究者ミュンヘン大学トーマス・クレーマー教授とともに確立し、この技術を応用した染色体動態の解析を行い報告した。
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