研究課題/領域番号 |
13670809
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
上田 一博 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30112189)
|
研究分担者 |
田代 聡 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 講師 (20243610)
西村 真一郎 広島大学, 医学部附属病院, 講師 (00228222)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | MLL遺伝子 / 間接免疫蛍光抗体法 / 乳児白血病 |
研究概要 |
本研究では、最初にMLLタンパク質に対するポリクローナル抗体の作成を行ったが、ウェスタンブロット法による検定において十分な特異性が得られなかった。このため、愛知がんセンター瀬戸加大先生より供与を受けた抗MLL抗体での検討を行った。この抗MLL抗体では、MLLタンパク質およびMLLキメラタンパク質はともに核内に分布していた。次に、正常MLLタンパク質と転座によるMLLキメラタンパク質との核内分布の違いを検討したが分布に明らかな差は認められなかった。また、蛋白の定量的解析による判定も免疫組織化学では困難であった。さらに、モノクローナル抗体についても作成を試みたが、未だ作成できていない。多数例での臨床検体の解析には至っていないが、現在入手しうる抗体を用いた免疫組織化学では迅速診断は困難であり、相互転座が明らかな白血病の場合には、multiplex PCRなどを用いた迅速診断の方が現実的と考えられた。本年度より、当科が参加している小児白血病の多施設共同研究グループである小児白血病研究会(Japan Association of Childhood Leukemia Study, JACLS)も発症時にmultiplex PCRを施行して層別化を行うこととしている。
|