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免疫寛容誘動性CD25+CD4+T細胞によるアレルギー及び自己免疫皮膚疾患の治療

研究課題

研究課題/領域番号 13670863
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 皮膚科学
研究機関東北大学

研究代表者

中川 聡  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (00271940)

研究分担者 相場 節也  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80159269)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード樹状細胞 / 紫外線 / MAPキナーゼ / アポプトーシス / 免疫寛容 / ヒト
研究概要

ヒト末梢血からCD14陽性細胞を分離し、それにGM-CSF・IL-4を加え培養して樹状細胞を得た。得られた樹状細胞に紫外線(UVB)を照射し、その形態的・機能的変化に関し解析を行い、この樹状細胞がトレランスを担うT細胞を誘導できるか否かを検討した。低線量のUVB照射により一部の樹状細胞はCD40,CD54,CD80,CD86,HLA-DRなどのcostimulatory分子を未照射樹状細胞よりも強く発現した。樹状細胞の産生するサイトカインをreal-timePCR法およびELISAにより解析した結果、低線量のUVBにより樹状細胞はIL-1beta, IL-6,IL-8,TNF-alphaなどのpro-inflammatory cytokineをより多く産生することが明らかとなった。また機能的にもT細胞のアロ抗原反応性をより強く誘導した。一方、高線量のUVBでは多くの樹状細胞はアポプトーシスを介して細胞死に陥った。UVBによる樹状細胞の活性化とアポプトーシスの過程には、その双方ともにp-38 mitogen-activated protein kinasesが関与していることが、Western blottingによるリン酸化された酵素の検出、および阻害実験により明らかとなった。また、低線量のUVBを照射された樹状細胞は、CD86がほとんど発現されていない一方でHIA-DRを強く発現し、抗原提示細胞がT細胞に免疫寛容を誘導する際の表面形質に合致していた。これらの樹状細胞が、紫外線照射による免疫調節性CTLA-4+CD4+T細胞の誘導に関与している可能性を、ナイーヴT細胞とUVBを照射した樹状細胞とを共存培養したところ、ナイーヴCD4T細胞に関してはIL-10産生細胞の割合を増加させ、またメモリーT細胞についてはIL-4およびIL-10産生細胞の割合をそれぞれ増加させる傾向が認められた。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nakagawa S: "Stimulation of blood-derired dendritic cells by ultrariolet-B radiation during apoptosis"Journal of Investigative Dermatology. 117. 34 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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