研究課題/領域番号 |
13670927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
竹原 康雄 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (70188217)
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研究分担者 |
阪原 晴海 浜松医科大学, 医学部, 教授 (10187031)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | magnetic resonance imaging / contrast media / metalloporphyrin / neoplasia / pancreas / pancreatic cancer / animal study / mice |
研究概要 |
ヒト膵癌細胞(panc-1)を移植して作製した担癌ヌードマウスにHOP-9P、HOP-8Pの2種類のマンガンポルフィリン造膨剤を投与し、腫瘍ならびに臓器への造影剤分布を求めた。造影剤投与前、投与後5分、投与後2時間、投与後24時間に動物を屠殺して、各臓器腫瘍、血液を採取し、マンガンの濃度を発光分光分析によって定量した。その結果から腫瘍内濃度膵/組織内濃度の比を求めたところ、両造影剤共に、投与後2時間で、正常膵実質と腫瘍の造影剤濃度比が最も高くなった。HOP-9Pでは、造影前0.18±0.16、2時間後0.86±0.66、HOP-8Pでは、造影前0.18±0.16、2時間後0.70±0.23(いずれも平均±標準偏差、P<0.05)となった。続いて、in-vivo造影MR画像の撮影をHOP-9Pを用いて行なった。前述のモデル8匹にHOP-9Pを0.1mmol/kg静脈内投与し、3TのMR装置に頭部用コイルを用いて、麻酔下に造影前後のT1強調画像を冠状断面で繰り返し撮像した。造影剤投与前、投与後30分、投与後2時間、投与後24時間で撮像し、撮影終了後動物を屠殺し、-20度にて1昼夜冷凍した後、MR断面に一致するようにスライスを作製、固定後HE染色を施し、MR画像と組織像を比較した。また、MR画像上で、ファントーム(0.1mM硫醸銅水溶液)と腫瘍の信号強度を計測し、両者の信号強度比を計算した。その結果、造影前の信号強度比は0.18±0.01(平均値±標準誤差)、30分後で0.21±0.01、2時間後で0.22±0.01、24時間後で0.23±0.01と、単調増加の有意な信号増強効果が得られた(それぞれp<005)。造影剤はviableな腫瘍組織のみならず、壊死組織巣にも集積していることが確認された。本造影剤はヒト膵癌のMR診断に有用である可能性が示された。
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