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拡散テンソル磁気共鳴画像法において脳内水分子拡散異方性に寄与する要因について

研究課題

研究課題/領域番号 13670930
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

井藤 隆太  滋賀医科大学, 医学部, 講師 (80263052)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード脳成熟 / 磁気共鳴画像法 / 脳病理組織 / 拡散テンソル磁気共鳴画像法 / 実験動物 / 脳拡散テンソル磁気共鳴画像 / 脳灰白質異方性 / 動物実験(rat) / 脳白質内異方性 / 動物実験
研究概要

拡散テンソル磁気共鳴(MR)画像法は水分子の微視的な拡散を計測することで組織における微小構造や生理的状態を評価するための有望な非侵襲的方法として提案された。
水分子の無秩序な動きである微視的な拡散は、媒質の微小構造や生理学的な因子により修飾を受ける。脳白質内の3次元的な拡がりの中では水分子の拡散はすべての方向に同じという訳ではなく、撮像voxel単位においては髄鞘、軸索や神経路などの特徴的な規則性を持った構造に起因する異方性を有し、その単位時間内での拡がりは楕円体で表現できる。その結果、この楕円体の性質を定量的に評価することは脳白質についての有用な生理学的及び組織学的な情報を含む構造についての定量的な情報を得ることが可能であると考えられる。
後期胎生期から生直後rat脳灰白質内に成体ratには認められない異方性が観察される。この時期のrat脳灰白質の異方性の変化を定量的に測定し組織学的変化と対比して解析し脳内に異方性を生じる要因を明らかにすることとその寄与の大きさを調べることは、拡散テンソルMR画像法のもたらす情報を評価する上で必要なことと考えられる。
本研究では、出生前後の正常ratの灰白質内異方性を表す指標を測定し、組織標本を作成し比較検討する事により異方性に寄与する因子(特に軸索と樹状突起の関与について)を明らかにするために必要な実験用MR装置を用いた撮像法の確立、画像解析用アプリケーションの作成、出生前後の正常rat脳標本拡散テンソルMR画像の撮像及び脳組織標本を用いた樹状突起の発育程度評価の方法についての検討を行った。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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