研究課題/領域番号 |
13670959
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
細野 雅子 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (00315988)
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研究分担者 |
田中 清明 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (10106346)
中山 圭子 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (80326264)
福田 晴行 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (10295686)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 定位放射線照射 / 脳傷害 / 精度管理 / 画像評価 / 放射線による脳障害 / 低位放射線照射 / 放射線による脳傷害 |
研究概要 |
定位放射線照射による放射線生物学的効果について画像評価を病理学的根拠に基づくものとするため、動物を用いた定位放射線照射システムを考案した。定位放射線照射の放射線生物学的効果の詳細を検討するためには、動物実験においても臨床における定位放射線照射と同等の精度が保たれることが必要である。そこで本研究においてX-Knife^<TM>を用いたシステムを考案、検証行った。検証にはフィルム法を用い、X-Knife^<TM>での治療計画による線量分布図の15、18Gyの面積をフィルム法による実測と比較した。結果は、その誤差が20%程度であり再現性よく照射可能であることが証明された。15、18Gyではbeam profile上線量が大きく変化する部位であり、上記の結果は我々の実験システムが高い精度を保っていると考えられた。一方、画像評価法の1つとして、micro-PETの最適化を行った。FDG-PETは機能画像として位置付けられ、CT、MRIとの比較により定位照射においてしばしば問題となる脳壊死の診断の一助となる。我々の検討では、家兎を用いた肺転移モデルにおいて、MDCTをgold standardとして比較した場合、φ2mmの腫瘤まで検出可能であっった。また集積の定量化も可能で、再現性も保たれていた。従ってネコなどの小動物における脳のFDG-PET像もmicro-PETによる評価により、詳細な機能評価が可能であると考えられた。
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