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三次元磁気共鳴画像を用いた常用量飲酒が脳に与える影響の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13670985
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 精神神経科学
研究機関東京大学

研究代表者

福田 倫明  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60246048)

研究分担者 黒木 規臣  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (40322052)
阿部 修  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (50302716)
岩波 明  東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (80276518)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード磁気共鳴画像 / アルコール / 飲酒 / 脳萎縮 / 統計学的パラメータ・マッピング / 国際研究者交流 / イギリス
研究概要

本研究では、健常者の高解像度MRIを、近年開発された脳全域を細かなボクセル単位で自動的に解析するvoxel-based morphometry(VBM)を用いて解析し、健常範囲の飲酒が脳形態に及ぼす影響を明らかにし、生活習慣改善による精神機能の衰退予防の可能性について探索することを目的とした。
その結果、加齢に伴い前頭葉・側頭葉を中心とした部位で脳体積が減少するという先行研究の知見が本研究において追試された。さらに本研究により、飲酒量が増加するほど前頭前野の灰白質体積が減少することが示された。そして、加齢による脳形態変化は飲酒の影響を制御した場合には弱まることが示された。これらの結果から、健常範囲の飲酒でも飲酒量が増加するにつれて脳形態変化をきたすこと、さらには飲酒量の制限による加齢性脳形態変化の軽減の可能性が示された。今後さらに様々な飲酒量の対象に拡大すると共に、今回見られた脳形態変化が記憶機能や前頭葉機能に及ぼす影響についても検討することが望まれる。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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